SR600京都 1回目のチャレンジ① スタート~高浜

今年最初のSR600は去年のブルべ終了間際に新設された
SR600 KYOTO

京都駅をスタートし丹後半島そして小浜へ。そして南下して再び京都駅でゴールする600kmで、その走行軌跡はなんとなく京都府をぐるっと一周しているようにも見える。

一番高くておにゅう峠の800mほど。前にも言ったのだが、標高2,000mを越えない山々で繋ぐと必然的に登りの回数は増えて勾配もきつくなる傾向にある。
急勾配の坂を上ることは決して楽ではないが、山岳コース特に標高の高い場所へ行くときに出てくる問題

ということはない。もしくは少ない。

そのかわりに違うテクニックを要する。要は標高の高いところをクリアするSR600と、標高の低いところで獲得標高を稼ぐSR600では、テクニックが違うしある意味別物だと思っている。
違う!と言い切ってもいいが、それは人それぞれ見解は違うだろうし。オレ的には「違う」とは思っている。

 

このルートの最大のポイントとなるのは、320kmを過ぎてからやってくるエンゼルラインだと思っている。
走行可能なのは7時~19時。
早い時間に通過するのか。それともギリギリで通過するのか。
完全にノンストップでグラベルでのナイトランも気にしないというのなら、ギリギリ通過もありうる。ただリスクを考えると避けたい。若狭林道やおにゅう峠と休める場所はない。
仮眠だけならおにゅう峠を下った集落のバス停と言う手もあるが、自動販売機やトイレすらなく、おにゅうの手前。となると若狭林道をナイトランしたあとに道の駅三方五湖からおにゅうの入り口までとなるが、夕方ギリギリに通過しても走行可能時間を削ってしまっているように思う。
やはりベストプランは
●エンゼルラインは朝一番に通過
だろう。
3日に分ける人なら琵琶湖大橋のあたりまでは走れるはずなので、大津堅田守山市栗東市草津市あたりに宿を取ればいい。
そうなるとスタート時間、朝一番のエンゼルラインアタックするためには、舞鶴か小浜に宿泊というプランになるので、そうなると必然的にスタートの京都駅の時刻も決まってしまう。
そう、SR600 KYOTOは、実はスタート時間を変えることもほとんどできず、夜に見た景色を昼に見たいと思っても、早々変更しずらいコースではないだろうか。

今回のプランは

  • 朝9時スタート
  • 夕方に久美浜
  • 宮津あたりで夜補給(晩御飯と言えるものになるのかは不明)
  • 高浜で仮眠
  • 朝一番にエンゼルライン
  • 馬頭観音までナイトランを避けたい
  • 23~01時ゴール

スタートは青空、気温もそれほど低くない。しいて言えばなぜか春なのにそれなりの北風。これは結局延々と向かい風だった。
SR600の初コースの難しさは、PCに設定されている看板などを認識できるのか否か。
簡単なところだといいのだが、例えば進行方向に対して看板が逆向けとかルートから少しだけそれているとか、見過ごして探すのが困難ということもある。
SR600西日本では、真夜中の恩原スキー場は本当に参った。真っ暗で建物自体は最初から見つけていたのに、チェックポイントとなる場所がどこかを15分以上探し回った。で、目の前にあった・・・

今回のルート、実はほとんどが知っている。丹後半島も知らない道のルートと思いきや、実は過去に走ったことがあった。
福智山からの林道とエンゼルライン~若狭林道ぐらいが実質初走行。
おにゅうからゴールまでは庭と呼べるエリアだし、特に守山以降は庭と言うよりももはや部屋の中のような感覚だ。
だからここはナイトランでも危険なルートではあるが、それほど危機感を感じない、例えるならシベリア出身者にシベリア送りだぞ!と脅すようなものである。

スタートからの京都市内、数年前まで京都市内に事務所を構えていたし、高校も京都市内。京見峠は道が新しくなって驚くほど来ていない。
昔は何回どんなコンディションでも10分~10分半だったよなぁ~って遠い目で見てしまう15分ほどでクリア
周山街道は高校自転車部の練習コース。笠トンネルへの登りも、気が乗らないときは今は閉鎖されている旧道を使えばトンネルの上を通れて楽しかった。
日吉から胡麻を抜けて国道27号に抜ける道は、車での抜け道。
そして綾部のセブンイレブン綾部大島町店で最初のストップ。
カレーパン、ちぎりチョコパン、そしてオレンジジュース500mlだ。
補給がここまで、と言うか初日ほとんど買わなかったのは、フルジェルを6個持参で空腹を抑えていた。
補給食のジェルやバーなどは甘さなどがウルトラロングになってくると、どうも体の底から美味しいと感じなくなるが、フルジェルはなぜか距離が伸びれば伸びるほどスッと入ってくる。ちなみに2回目の補給は七竜峠を終えて国道178号に合流したところのヤマザキショップ稲千代店でレーズンパン4個入りとチーズケーキそして炭酸水とボトル用のドリンク。

ここから本格的なナイトラン。
碇高原への丹後縦貫林道も知らないと思ったら、なんと過去にサイクリングショップのイベントライドで牧場まで走ったのだった。そう考えるとナイトランもそれほど神経質に感じない。

今回のチャレンジは、今後のチャレンジに向けての大まかなタイムスケジュールを作成するために、少し荷物が重かった。
特にハンドル周り、ライトもVOLT1700を2本に大容量のモバイルバッテリー2本など。
ハンドル周りの重量増はてきめんにスピードに反映される。
途中記憶に埋め込むためにチェックしながらなので、思っているほどのスピードではない。

絶景ビューポイント到着は21時過ぎ。絶景するビューはまったくなかった・・・が、絶景するほどシカが飛び出してきた。

下り切って天橋立へ。
少し気温が下がってきた。今回最低気温4℃想定。この時点で気温7℃なので寒いというほどではない。があまり食べていないので熱を作り出していない。宮津マクドナルド。コンビニだと外で食べるのでここは屋内で食べられるマクドナルドが都合よい。
少し油断してミスコースするも復帰し舞鶴までアップダウン。ここでハプニング。
府道45号でダウンヒル中、真っ暗の道の真ん中から犬が飛び出してきた。
ん?真ん中??
シカやイノシシが飛び出してくることは頻繁にあり、最近はそれ自体は怖いとは思わない。しかし真っ暗の道から白い小型犬が、例えるなら道から生まれてきたのだ。
なんだ!!
と思った次の瞬間、道に真っ黒の服を着ていた男性が横たわっていて、どうやら抱きかかえて(じゃれ合って)いたのが、オレの気配で犬が飛び出してこっちに吠えて向かってきた。
多分横の民家の人だろうか。車の来ない家の前と言えど一応公道だ・・・
犬に向かって「〇×!○×!危ないよ!」
いやいや、危ないのはお前だろ・・・
危うくまっすぐの道で人をはねるところだった。

舞鶴の町を抜けていよいよ福井県
少しゆっくりしすぎたなぁと思いつつシーサイド高浜に到着は2時になっていないのでドンピシャ予定通りだ。

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朝9時スタート

今回はエディメルクス・ラバレド68にBORA WTO。タイヤはMASSA T2601

 

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胡麻を過ぎると、それまで淀川水系だったのが由良川水系、すなわち太平洋から日本系へと水の道は変わる。

 

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綾部で補給

後半に向けてビタミンC補給

 

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京都府を離れて兵庫県

 

 

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久美浜を過ぎて夕焼け

いよいよナイトラン

 

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宮津で晩御飯

 

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初日を終えて仮眠

暖房が入っているのか快適

が、枕がないので頭が痛い。

そうだ!MARUTOの輪行袋があった。