能登CX 

11月最終週松は、石川県志賀町能登ゴルフ俱楽部さんで開催された能登CXでした。

この大会開催のお手伝いで半年近く能登ゴルフ倶楽部さんに通い。志賀町界隈そして前泊でよく使った美川付近のSTRAVAヒートマップはこれまたちょっといい感じに。
能登ゴルフ倶楽部さんの心意気、スタッフさんの情熱、そしてこの地でシクロクロス文化を作ろうと頑張った石川車連さん、忙しくてそして遠いのにわざわざ足を運んでアドバイスしていた弱虫ペダルの佐藤監督らの思いが、そして他にもたくさんのかかわった人たちの思いすべてが、昨日ようやく形になったのだと思いました。
オレ自身は実のところ一番何にもしてないのだけど、それでも何かやったと思われているので、陰ながら無事成功するように、毎日天気予報をネットでチェックしたり、能登と言えばカニだよなぁ~って、カニツアーのチラシを見て思いをはせるぐらいは頑張りました。

あ、オカンは来月カニツアー行くそうです・・・

 

 

今回JCF公認のJCXシリーズと言うことで、国内各地からたくさんの有力選手、そして国内各地から屈指の審判の方たちが集結。
さらにさらに
冠として弱虫ペダルカップと言うことで、渡辺先生や、驚いてそのまま後頭部直撃しそうですが、なんとカメラマンが砂田弓弦さんとか。一体何なんだこの大会は!!


コースも大方は評判良く、監修した私ではなくこれは能登ゴルフ倶楽部さんのプロフィールが良かった、それを素直に逆らわず使っただけのこと。
でももし来年も開催されるなら、また私が監修のお手伝いをするなら、少し修正してさらに選手の悲鳴や肺に穴が開いているのか??みたいな息遣いが聞こえるコースにしたいと思います。
でもその時はオレは走るのはやめようかなぁ。

そう、今回は急きょオレもエントリーすることに。
大会のボスである成田さんと話していて、走っちゃいなよ!な感じになったので。
実は先日の野辺山CXでもそうだったんだけど、意外と選手としてレースの内側や会場の雰囲気や事務的な部分を客観的に見られるなぁと思いました。

選手から聞こえる声も、実際選手の立ち位置に立つとなるほどと感じることもあるし、場合によってはすごく客観的に選手たちに対しても意見出来るなぁとも思いました。
全日本はシクロクロス部会の部会長としては主催する側なので出場できないけど、その他のレースには出場しながらいろいろとみていければと思います。

そんなレースですが、マスターズで優勝することが出来ました。
自分で作っておきながらタフなコースで
誰やこのコース考えたのは!!オレか!じゃあいい!!
そんな葛藤をしつつ走り続けました。
ホンマにきつかったですねぇ。
しかし、このコースを考えたときに、如何にコースプロフィールを読めるか、で体力ゲージの消耗は抑えられたと思います。
もちろん相手がいるレースなので、その消耗しないポイントでどれだけ相手を消耗させられるのか。ある意味ロードレースと同じような戦術をしっかりと持っていることが重要なコースであったと思います。

話は前後しますが、土曜日にはスクールの講師をさせていただき、キッズそしてレースに参加される方たちに実戦ですぐに役立つ内容でさせていただきました。

みんな成績に反映されたのかな??多分大丈夫。だってみんな

大丈夫!

ってうなずいてスクールを終えたから(笑)

 

応援してくれた皆さんにも感謝はもちろんですが、この大会を盛り上げてくれたすべての方に感謝です。
どうもありがとうございました。

 

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金曜日
少し早めに出発して美川界隈を走る。

最終的には小松、木場潟から赤瀬ダムへ。

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赤瀬ダム

いい天気でダムカード日和だぜ!と思ったら、もらった直後からゲリラ豪雨のような横殴りの雨に。
雨雲レーダー見ながら走りだしたのに雷と嵐だし。
これぞまさしく北陸名物”鰤起こし”だね。

 

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で、志賀町界隈のヒートマップ
もし来年開催されたら、早起きして七尾までつなげてやる!

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美川・小松界隈のヒートマップ
次はこのまま北上して、白山や金沢市内まで塗りまくってやるか。

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PHOTO:Makoto AYANO

土曜日のオープニングはキッズスクール

最初は遠巻きにされていて
おいおい、鬼じゃないんだから食べたりしないから、もう少し寄ってきな!
で、バクっ!と食べてやるか(笑)
綾野さん、写真いつもサンクス!!

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PHOTO:Makoto AYANO

そのあとは、実践コース攻略スクール
このコースの特徴を理解し、そして攻略ポイントをレクチャーする。
しかしこうやってみると、能登ゴルフ倶楽部のスタッフさんが頑張って作ってくれたコース、まるでワールドカップにしか見えないな。フランスのノメーとかみたい。

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PHOTO:Makoto AYANO

キャンバーの下り方

レースの時はもう少し走りやすくはなっていたけど。

でもこういうテクニックは、きっと次回にも役立つはず。

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スクールが終わってからクールダウンがてら外に走りに行く。
と、雹が降り出して一気に気温が下がっていく・・・

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海岸へ

遠くではやっぱり激しく降っているみたい。

今回使用したフカヤオリジナルブランドのギザロのシクロクロスフレームGX-110
フカヤ110周年を記念してプロデュースされたモデルで、ギザロ復活の記念すべきモデル。
税込みで15万ちょいという魅力ある価格で、レースで十分通用するのは今年調子よく走れている理由でもある。
どこを目指しているのかわからないけど、練習用にもう1台欲しいなぁ・・・(笑)

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2日目の朝
昨日の不安定な空はどこぞへ行って、ちゃんと晴れそうな空に


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PHOTO:Yuzuru SUNADA
おお、写真は”あの”砂田さん。ちょっとビックリ。砂田さん、写真おおきにです!
レースはスタートは相変わらずのスロースタートだけど、1㎞行かないうちに先頭へ。そのまま独走に。

キャンバーは朝一番で日の当たらない区間だったので、少し様子見
この写真は中盤以降かな。もうブレーキレバーを引いてバイクを安定させることもしていない。

 

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PHOTO:Yuzuru SUNADA

区間は乗るだろうけど、「絶対乗れる」ではない以上、リスクを負う必要はない。

降車してランニングでたとえ詰められても、乗車でミスして詰められるタイム差ほどではない。ならばリードしているうちは確実にランニング。

しかし結果的にはここでタイムが縮まることはなかったかな。

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PHOTO: Yuzuru SUNADA

最大30秒ほどのリード。ここまでくればゴールまでに追いつかれないペースにして安全に。プロ野球のマジック点灯のように、要はゴールの時に捕まらなければそれでいい。

選手の時からだけど、別にタイム差にはこだわりはない。勝つか負けるか。それが例え1センチでも。

今シーズン2勝目。去年交通事故の影響で結局勝てなかったので、今年再び勝てていることには喜びを感じている。

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PHOTO:Makoto AYANO

今回2位になった田崎くんは非常に強い選手で、前日のエンデューロでバイクを破損させて借り物自転車でなければ負けていたかもしれない。
ポイントごとに見ていると、細かなテクニックは自分の方が優れているけど、脚は10才若い彼のほうがはるかにある。ましてブルべと言う超低強度で走ることに身体を順応させているため、ずっと高強度で走り続けている選手たちよりは出力は低くなっている。
でも選手時代の経験で少しマディになったコンディションで、コース攻略法が周回ごとに変化したことがアドバンテージになったくれたことは確かだ。

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PHOTO:Makoto AYANO
今回の優勝トロフィはこちら
この土台の木、なんでも東京ディズニーランドにも使われている木の木片なんだとか。
手作り感が、アットホーム感が暖かくて素敵だ。

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今回の遠征
少し遠征以外の距離も加算されているけど、730kmで燃費は18.9km/h
マツダCX‐5の4WDながら、なかなかの高燃費に満足。

ちょっと今はガソリンも軽油も高いけど。高いだけに燃費が良いと嬉しいね。