ようやく ようやく表彰台に戻ってきた 関西シクロクロス堺浜 2位

ようやく、ほんとにようやく

PBPの後遺症の影響で、シクロクロスを走ってもまったく力が入らず、5分も走ると指が痺れていたけど、昨日の堺浜では2位で表彰台。
もう今シーズンは、いやもしかしたら今後ずっと表彰台に乗ったり勝負を最後まで楽しむことはないのかも、ってすごく気持ちも苦しんでいたけど、希望が丘を終えたあたりから徐々に好転、指のしびれは残ってはいるのだけど、脳からの命令に指が反応し始めた、そんな感覚。
烏丸半島やマイアミのあたりはホント最悪で、ハンドルを握っているのか手放しなのかの感覚すら薄く、握力なんか小学生の女の子レベル、と言い切れるほど。
握力ないとスプリントはもちろん急な坂を踏ん張って登ることもできないし、コントロールが難しい。
希望が丘で全然ダメだった時、
烏丸半島、マイアミとダメだったから
(二度と)滋賀県には行かない!
とレースのあとに決めたんだけど、今は
やっぱり行ってもいいかな(笑)

 


堺浜は前日試走した時に、思ったよりもバイクとの人馬一体感が戻っていて、一緒に
試走を付き合ってくれた梶田くんと古井くんには感謝。
同年代でシクロクロスレースを、ちゃんと「レース」として楽しんでいる仲間で、チームメートではないけどレース中の「盟友」だと思ってる。一緒にいろいろ確認しながら試走できたのは収穫だった。

試走で最後の空気圧と路面コンディションチェック。
スタートは先頭を取りに行くのにギヤをかけてオールアウトしてしまうかも、という不安がまだ拭えないので3~5番手あたりでレースを回れたらと言う気持ちでスタート。
序盤に単独で飛び出されたときも、今シーズン一度も攻めていったという感覚がなかったから少し他を見過ぎた。
自分以外はシリーズ総合リーダーだったりロードですごく強い選手だった璃なので、自分から無理に追わないといけないポジションじゃない。でも走っていると身体の感覚が後遺症前にかなり近づいていると実感。最後までレースを楽しむことができ、2位でフィニッシュ。
今シーズンから使用しているギザロ・GX-110MKⅡもレスポンスの良さがひときわ気持ちよく、ようやく身体の方が戻ってきたんだなと感じられたレースでした。
今回はタイヤをグリフォからシケインへ。
センターの転がりはスムーズだけど、逆にサイドノブが硬いので、今回のような硬くドライな路面だとグリップ感が薄い。
ホイールも60mmディープで硬めだったので、硬いコーナーでリスキーな走りをせずに手堅く走りました。コーナーで少し離れてもMkⅡの力の逃げない剛性に助けられ、ペダルに少し力をかけてやることでスムーズな伸びでした。

久しぶりに良いポジションでレースができたからか、応援もひときわ多くて感謝感謝です。
やっぱりレースは前でしないとね。

 

レースが終わってからは、恒例?の道との遭遇リカバリーライド。
マスターズの気心知れた仲間と、毎回レース後に走りに。
こうやって各地のレースでレース後に走ることで、次のレースの糧になっている気がするし、乳酸除去=次のレースにプラスになる、そして何よりも知らない土地を知れるのがいいかな。
今回は堺から南下し紀州街道泉大津の先まで。
海岸沿いの埋め立て地は機会ないと走ることはないので。

試走の時から微妙な高さで、現役時代の感覚が残っているからバニーホップが出来る高さ。
でも加齢とともに、そして握力低下で「大丈夫か?」っていう不安がある以上は止めた方がいいという判断。

30代前半の頃は普通にバニーホップで飛んでいたけど、突き詰めればバニーホップしなくても遅くなければいい。

 

降車区間、バイクを持ち上げるのか担ぐのか。

序盤は持ち上げるけど後半は担いだ方がいいと前日試走で何となく感じていた。

担ぎまでのタイム短縮と精度の高さなら自信がある。

 

3人パックの中では比較的プレッシャーを感じないポジションだったと思うので、展開的にはゆとりのあるものだった。

前半から3人パックでレース。

超重馬場とかで単独走レースになるよりも、駆け引きを最後までし続けるようなレースの方が楽しいな。

久しぶりにちゃんと脚にそして腰にギヤの重みを感じ、そしてちゃんとそれを推進力に変えていけた気がする。

 

 

リカバリーライドは紀州街道沿いに南下。

旧道らしいたたずまいが、時間を忘れて楽しく走ることができた。