国道162号線堀越峠旧道へ

美山ロード、今年で35回目だったのか。
第1回を走っているけど競技歴のほとんどが海外なので、実はそれほど走っていない。まだ10回も走ってないな。
昔はまだコース脇にかやぶき屋根とか、九鬼ヶ坂入口まで細い橋を渡って・・・それが落車したら橋から落ちるやろ、みたいな橋で、九鬼ヶ坂入口までもけっこうきつかった。
そういうことを考えると、美山ロードは日本のクラシックレースだね。


今回美山ロードに出るのは非常に楽しみだったんだけど、もう一つの楽しみは
道との遭遇ライド
場所は
堀越峠

国道162号、京都府福井県の県境にある峠で、美山からだとほぼ登っていない方峠。トンネルがあるから峠感が京都府からだとホントないんだけど、実はその昔、トンネルの上に峠があり、それは国道指定されてからずっと未舗装らしい。

 


それは興味深い!行ってみよう!
と思ったものの、堀越峠はそんなに近くなく
じゃあレースの前にウォーミングアップで行こう!
と。


土曜日のタイムトライアルの前にグラベルバイク持参で堀越峠へ。
DAVOS D-604、ネオランドナーというカテゴライズのバイクだが、オレの用途はもっぱらグラベル用。
先日友人たちとライドした際、ランチ自炊するのでこいつでサイドバッグやサドルバッグに自炊道具持って走ったけど。
いったん福井県に入ってから堀越峠旧道へ。
昭和28年に国道162号。そのときからこの県境は難所の峠だったよう。しかし昔は国鉄バスが1日1往復ここを昔は通っていた。という話を地元の方にお聞きした。こんなダートの国道をバスが通っていたなんてちょっと浪漫を感じる。
そしてトンネルの開通が昭和49年。オレが幼稚園に通う頃、まだこの峠道を車が通っていたと考えると感慨深い。
今や道も浸食されて普通車では到底無理、ジープならかろうじてという雰囲気だけど、今年に入ってから道の崩落、オフロード系のオートバイなら、と言った感じ。
一人でグラベルバイクでも少し不安に感じられる。
オフロード区間は8kmほど。しかし元々が国道でバスが通っていたということもあり、難易度はそれほどではないが、しかしこの道でバスが走っていた道と考えると、ちょっとエキサイティングなグラベルだった。

 

 

国道162号堀越峠

堀越トンネルを越えて福井県

 

旧道の最初は舗装してあった。

 

そしてダート
岩盤?岩肌が露出している。

 

目の前で路面崩落している。

クルマだとちょっときついか??

崩落現場に近づくと、路面の下もえぐれているので、車が乗ったら・・・

 

自転車なら問題ないが、木が何本も道を塞いでいる。

堀越峠

横の整備されている感じが、昭和49年以降のものだと思うとちょっと感動

ガードレールも当時のもの??落石や路面崩落等々でガードレールは機能していない。

 

ここを車で通過するとき、どんな気持ちだったんだろう。

DAVOS D-604にパナレーサーコラボのタイヤ、グラベルランナー

グリップが強烈に高いということもないが、荒れた路面での安定感、きっとパンクしないよね?って感じる安定感がいい。耐摩耗性も高く、ちょっといつ摩耗して処分できるんだろ??と、考えないわけではない。
フロントシングルで13スピードのカンパニョーロ・エカルのコンポ。使うほどにいい味だしてくれている。現在ギヤは42Tx42T。舗装路のトランジット、そして未舗装路での走破性などを考えると、これでちょうどいいかな。