LEL参戦記 5

前回、朝5時ごろになるとレストランのメニューは朝メニューへと変わり、個人的には朝メニューの方が美味しかった。
さすがにお腹は空いているので軽く食べるが、仮眠した後の朝食メニューに期待して・・・
仮眠所で寝るほどでもないのでレストランの隅の方で座ったままうつ伏せて寝る。

 

こんなこともあろうかと最近日本のブルべで愛用しているピロー(枕)を持参。
NEMO(ニーモ)のフィッロ・エリートというピローで、持ち運びは80gでこぶしほどの大きさ。今回サドルバッグの中に入れておいた。日本のブルべで仮眠するときも、ピローがあると熟睡度が違うので重宝している。

寝ている間に外は明るくなっている。レストランも少し人が増えてきたようだ。
ブルべで仲良くしてもらっている東京のフィリップくんに追いついたのか?それともどこかで追い越したのか、ばったりと遭遇。そう言えば前回もばったりと会ったなぁ。

震えるほどに外は寒いのに日が昇るとうだる暑さ。今年のイギリスはとにかく暑い。
走り出して2時間もしないぐらいで、小さな町の広場で何人かが停まっていて、パン屋で買い物をしている。とっさに「オレも欲しい」と停止。スコーン2つとコーラを買う。

そうしていると再びフィリップくんご一行と合流。アップダウン区間でしばらく一緒にいたが先に行かせてもらう。
バーナードキャッスルのPCに11時12分到着。この辺りまで来ると、レストランが混雑と言うことはないので気持ちは楽だ。

バーナードキャッスルを過ぎるといよいよ山岳コース。
イギリスの山岳は、ヨーロッパのメインランドとは違うし、もちろん日本とも違う。
標高はあまり高くないのだが、それでもかなりの険しさを感じる。
前回は爆風に勾配が安定しないのでペースを作れない。急勾配と言うほどではなかったはずなのにきつかった記憶。今回は峠のピーク手前でいったん下り、別の登りへとアプローチ。
これがとんでもなくきつい。
今までの人生で一番きついんじゃないのか?と思えるほどにきつい。
大阪の暗峠ほどではないが、それでもそんな感じのきつさを感じる。登るほどに勾配もきつくなる。なんでこっちに迂回したのか・・・

一路モファットのPCを目指す。陽が徐々に傾いてきた。
キャトルグリッドが増えてきた。そしてここは既にスコットランド、要はイングランドでは、ない。

出発までレストランが満席になることはまずない。少し明るくなったぐらいからヘッスルのPCを出たとしても8時ぐらいまでは混雑はない。

枕にうつ伏せて爆睡モードへ。
その間にGPSの充電をしておく。

朝食メニュー
残念なのは卵やベーコンがなかったこと。
でも牛乳が美味しいからコーンフレーク最高!

外は明るくなってきた。気温もここから一気に上がる。

 

出発しようかなぁって見たら、フィリップくんご一行さま
あれ?人数少ないぞ??

出発しようと外に出ると、まさに太陽が出るところ。
ちなみにバイクは夜露でびしょびしょだった・・・

 

太陽が出た瞬間
自分の影、長っ!!

途中いい香りのパン屋さんに身体が吸い込まれる。

ポケットに入れて走りたかったのでスコーン2個購入

バーナードキャッスルのPCで食事
正直あまりおいしいと思わなくなってきた。危険だ・・・

バーナードキャッスルのスタンプゲット。480km
まだ残り1000km切っていない・・・

山あいを抜けていく

キャトルグリッド通過!

ダラダラと登っていく
が、実は勾配きつい
おまけにRエンドが曲がっていてローギヤ使用不可。そしてロー2枚目も使用困難
そんな中で15%以上の勾配・・・

前に追いつくほど、装備は軽装になっていく。
トラベルファー・パックライト
荷物の割り切りは大事だ。

お!サドルバッグはキャラダイスか??
横型サドルバッグの方が荷物も出しやすいし、何よりもランドヌールテイストがプンプンと香ってきて最高だね!

疲れ切ってブランプトンのPC
正直食事に食欲がわかない・・・

ブランプトンのPC、ようやく残り距離1000kmを切る。
テーブル独占!

モファットのPC 630kmなので残り900kmちょっと
怖いのは「お、近くなってきた」って思っていること。

おいおい、900kmって
遠いぜ!!