ゴールデンウィークは四国三昧 BRM429近畿1000徳島 ① スタート~愛南

ゴールデンウィークは四国でブルべ三昧でした。
前半は
BRM429近畿1000徳島
そして中一日で
SR600剣

合計1600kmオーバー。今年前半のクライマックス!と言った感じかな。
SR600剣は近いうちに、機会があれば是非走っておきたかったんだけど、その前に徳島スタートゴールで1000kmブルべがあり、
これはお得なバリューセットやんけ!!
と、瞬時に頭の中で繋がりました。
徳島ってフェリーで言ったりすればそれほど遠くないけど、車や電車?列車(気動車だし電車じゃないね)で行こうとするとそんなに安くない。
だったらせっかく行くんだったら2つぐらい走らないともったいない!
というわけで両方走ることに。
1000kmを全力で走ってSR600剣の時にスカンスカンにはなりたくないので、あえて中一日空けるようにして。実際バイクのメンテナンスもできるだろうし。
4月29日に1000kmスタートだから5月1日の寝る時間にはゴールに戻ってきて、3日の朝スタートにすればいい。
ということで今回の遠征プランは割とシンプルに決まっていった。

 

 


そんなシーズン前半のクライマックスとか言っておきながら、今年は昨年ほど乗り込み出来ているわけでもなく、明らかに乗っている距離は少ない。
昨年ははっきり言うと仕事もかなりキャンセルやらなんやらで、事務所で座ってデスクワークしているより、いっそ走り回っていた方が安上がり!
最初は自分でもどないやねん!と思っていたけど、そもそも事務所で座って仕事していると、お腹すいておやつとか食べちゃうんですよね。で、走っていると意外とそんなに食べない。
300kmオーバー獲得標高4000m越えで3000円いかないぐらい。
事務所でお昼ごはん食べておやつ食べて、電気代使って結局売り上げ上がらないんだったら走っていろいろとネタを仕入れたりできるほうがトータルで見るとお得やん!と。
なんか考え方の根本がおかしいかもしれないが・・・まぁそんな企業が一つぐらいあっても良かろうよ。

スタートはなんだか時間的余裕のある10時。今回ホテルは徳島駅近く。SR600が終わるまで同じホテルを使うので荷物はホテルに預けて。車は徳島の友人である正部くんに預かってもらう。感謝感謝だ。
前日も夕食をごちそうになり。有難い限りだ。

初日の最大夕方まで雨の予報。徳島から特に室戸岬までは、かなりの悪天候の予想で、土砂降りの可能性大。
「たったの」半日のことだけど、長い目で見ると無視できない悪天候
今回は前後ともマッドガードを装着してのスタート。
そして今回の遠征からレインジャケットは、ラファの新製品 メンズ ブルベ GORE-TEX レイン ジャケット を使用。
GORE-TEXの使用で大雨での走行でも蒸れないし快適、コンパクトに折りたためる、かなり軽量に仕上がっている、そして反射素材のおかげで上からジレを着用せずとも大丈夫。本当はコンパクトに折りたたんだところからスタートしたかったが、なんとスタート時には既に雨が降っていたので着用した状態でのスタートとなった。

今回の1000kmの長旅、というかこのあとのSR600剣もなので、1600kmに渡っての大冒険、昨年何度も一緒に走っている山本くんと一緒に走ろうと約束。
SR600剣の時はさらに家が近所の大学院生で一緒に練習している島野くんもジョイントと言う、実はSR600で誰かと一緒に走るというのが初めて。
まずは山本くんと一緒に1000km。
以前も中部の1000kmで一緒にスタートしたが、途中で彼が離れてしまった。今回はお互いのペースをあわせつつ、60時間以内、そしてSR600に向けて体力温存で戻ってきたい、そんな思惑でのスタートとなった。

南下はひたすら向かい風。荷物も最小限に抑えつつもパックライトと言えるほどではない。まぁ同じ1000kmにチャレンジしている人からするとパックライトかもしれないが。ペースは速すぎない、消耗しすぎないところをキープしていく。
南下するにつれ天気は悪天候に。まるで台風のようだ。パックでのライドになり後ろには何人かついてくる。そのうち前に出てくれるのだが、なぜかペースが上がっていったり。高知県に入るころには、オレたちは台風の目に向かっているんじゃないのか?と思うような爆風。さすが海岸沿い、威力が関西とは全く違う。以前九州一周中に台風直撃したことがあるが、九州の台風と比べたら近畿の台風は「そよ風」言い過ぎだろうか。そのぐらい別もの。やはり海水に近いところの低気圧は凶器だ。

室戸岬が見えるころ、雨こそほぼ止んだが風はさらにきつくなる。フォトコントロールで立つことすら難易度が高い。
室戸岬15時03分

リスタートしてコンビニへ。山本くんのバイクに少しだけ不具合。無理して走り続けることはリスク。先は長い。そして桂浜を目指して海岸線をひた走る。さて日が暮れるのはどこだろう。
雨は上がり、風も室戸岬の西側は入り込んできにくいからか風も柔らかくなっていく。常識的範囲の向かい風に変わっていく。
当たり前だけど明るい時間と暗い時間だったら、明るい時間の方が走りやすい。スピードやリスク、疲労・・・すべてにおいて日中のライドが優先にしたい。
桂浜を前にナイトライドモードに。ライトを点灯し・・・日中だったら安全確保の理由でテールライト点滅もアリだが、ナイトライドモードはレギュレーションで点灯。そしてヘルメット尾灯はレギュレーション上点滅でも構わない。
ヘルメット尾灯は最近キャットアイのオーブを使用。

 

www.cateye.com

OGK-KABUTO IZANAGIの後部にいい感じで装着でき、そして複数人で走るときはライトをやや上部に向けることで後方のライダーに直接光が入らないよう配慮している。

土佐のローソンで夕食タイム。室戸で遅いランチタイムに次いで2回目の休憩だ。
そして須崎から七子峠へ。
高知県に入って以降登っていないから久しぶりの登りで体は動きが悪い。七子峠自体大きな峠ではないのだが、そんな理由で毎回「難所感」が強い峠だ。
窪川のローソンにストップ。この先の道の駅で仮眠するので、その前後に必要なものを購入。
22時06分。
水、起きてから走るためのチョコビスケットと菓子パン、そしてホットコーヒー。

仮眠のために今回は、エマージェンシー寝袋なるものを発見し入手。ちょっと寝るのが楽しみだった。枕は相変わらずのNEMOのフィッロエリート。重量80gの軽量で、空気を入れてない時はこぶしぐらいの大きさになるので、サドルバッグに収納しても邪魔にならない。枕を使用するようになってから、仮眠での熟睡度が何倍にもなり、疲労感が全然違ってきている。
肝心のエマージェンシー寝袋だが
袋状になったエマージェンシーシートですこぶる暖かく、首元を内側から手で塞いでしまえば瞬時に暖かくなり瞬殺で微睡みへと突入した。
が、エマージェンシーシートの弱点である結露が気になった。
コンパクトになる、温かい
しかし、結露そして最終的にコンパクトにたたむのがちょっと難しい。この辺りを自分で対策を施すのか、はたまた他の製品を探していくのか。この辺りも個人的にはロングライドの楽しみの一つではある。

約2時間爆睡後、再び走り出す。寝ると頭はスッキリ。身体はゆっくりと休んでいるわけじゃないから回復はしていない。仮眠して回復すると思っている人もいるが、まぁ2~3時間寝たぐらいで回復はしない。

星空のきれいな四万十川沿いを走っていると、仮眠している間に抜いていった、寝ずに走っていた人たちをどんどんパスする。が、結構みんなフラフラしていて、中には絶対止まって寝たほうがいいよ、って人も。ただ、この場所は寝る場所もないし、何よりも時間と気温を考えたら寝れるような場所じゃない。だから今回300km地点の道の駅、少し時間は早いからもったいないと思いつつも寝たのは、そのあと四万十市まで寝られる場所が確保できなさそうだし、さすがにコンビニの駐車場で寝袋で寝るのはどうよと思ったので。
四万十市の道の駅で朝ごはん。徐々に夜が明けていく。ここから足摺岬を目指して、この辺りのルートは他のブルべなどで何度も走っている馴染みのルート。太陽が上がる瞬間、寒さにやられそうになるがいざ太陽が上がりだすと一気に体温が上昇していくのがわかる。
足摺岬 6時52分
ここでナイトライドモードのウェアを脱いで、日焼け止めを塗って日中モードに。
大月のコンビニで朝ごはんタイム。そして宿毛を越えて愛媛県へ。
ここからは今回訪れてみたかったルートである高茂岬へと進んでいく。

登り始めの紫電改展示館までは他のブルべで来たことがあるけど、この先は未知。ただルートのインフォメーションを前もって見ていると、結構なアップダウンだ。
実際けっこうな激坂でびっくりだった。
高茂岬 12時02分

下りは荒れている区間そして何よりも
GWだからか他府県ナンバーの車が反対側によって曲がっても悪びれる感じもなくやってくるので怖かった。
再び国道56号線に出て、そのままファミレスへ。暖かいものを座って食べますか!と山本くんと。この感じだと宇和島までがギリギリ日中ライドか。そう考えればキリがいい。その感じだとちょうど60時間なペース配分。ここからは上げることも落とすこともないように、このちょうどゴール到着時間が見えたこのペースで走るか、そう思いながらファミレスで小休止となった。

 

ホテルを出発するときから雨
さっそくブルべGORE-TEXレインジャケットを着用

室戸岬まではひたすら土砂降り

室戸岬、ようやく土砂降りはおさまる。
が、立っていられないほどの強風

道の駅で仮眠
エマージェンシー寝袋、入った瞬間からポカポカ

足摺岬を前に朝日
太陽の光を浴びると一気に暖かくなる。


足摺岬

足摺宇和海国立公園
海がきれいだ

ああ、刺身とか食べたい!!

今回のライド、ドリンクはピンクイオンを使用。
ボトルの中身はずっとピンクイオンで、14本ほど使用。

スポドリって飲み続けるとけっこう疲れるけど、ピンクイオンは最後まで飽きることなく、身体も拒絶することなく飲み続けられた。

PINK ION JAPAN 株式会社

高知県を抜けて愛媛県

 

高茂岬
中九州が見えていて感動。

 

ファミレスでランチタイム

なんか無性にハンバーグが食べたくなり・・・

室戸岬メンズ ブルベ GORE-TEX レイン ジャケット