内灘サイクルロード、2位でした

内灘サイクルロードレース、昨年はオープン参加で5位。やっぱレースってなんだかんだ言いつつ、走ると楽しいね。
自転車に乗れることは理屈抜きで楽しい。身体も楽しいし心も楽しい。何年も自転車で走ってきたけれど、いまだに飽きないし楽しいと感じる。

しかし5位だと楽しいけれど「悔しい」って言う気持ちが大きくなる。今年こそは!と。

主催者さんから昨年参加された人に送られてくるエントリーのDM。
なぜか見た瞬間にその場でエントリー。ホントはオープン参加の予定だったので関係なかったんだけど・・・それだけ気持ちが入っていたということか、今年は一般参加・・・

 

タイムトライアルは自走の疲れ、そしてこの種目皆さん狙ってスペシャルバイクを持ち込む中、ごく普通のノーマルバイク。タイムはノーマルバイクなだけに平凡な14分21秒。アベレージ42キロ弱。現役の頃なら同じ条件で45キロ弱だったことを思えば劣化著しいのか、はたまた大健闘しているのか・・・(笑)
こう見えても?タイムトライアルは嫌いである(笑)

だけど内灘では一度大会記録を更新している。
タイムトライアルのコツは、ない(少なくとも自分にはわからない)。
今踏んでいるギヤよりも重く、いま回しているスピードよりも速く回す。それだけだ。だから面白くないし好きじゃないのだが。

2時間ほどの時間ののちチャンピオンカテゴリーへ。その間、暇つぶし?に走りに行く。


昨年はスタートと同時に数人の逃げが決まり、最終便で前に追いついた。
元選手で走っていた廣瀬くんや井上くんなだけに追いついただけでどれだけ寿命が縮まったんだ!ってほどにきつく、心臓が口が飛び出そうだという例えがあるが、追いつくまでに2回ぐらい心臓を口から地面に落っことした。追いつくまでの1周半ほど、アベレージ45キロを越えていて、最初は3人で、しかし最後はほぼ一人で追いついている。
スプリントはレース達者だと思う選手と走り方からして「速いけど素人さん」な人とが交じり合い、そんな心臓を落っことした状態だったので判断力も中途半端なゴールとなった。

今年は風向きも昨年以上に難しく、しかしなんとなく「レース」はしやすそうな雰囲気だった。
それ以前に寝ずに京都から内灘自走の335kmは?と言われそうだが、そういう都合の悪いことは忘れる(笑)でないと、走行距離まるまるハンディを背負っているように感じてしまうから。
まぁやる気の出る景色を見られた、そう解釈しておけば「多分」大丈夫なはずだ。多分・・・


ホームストレートは左からの横風。
力づくでアタックして引っ剥がされなければ、コーナーまでに集団が分断されることはなさそうだ。もしベルギーやオランダ、デンマークのレースだったら最初の1㎞が激しいのは誰もが想像し、スタートの位置取り、いやスタートまでの場所取りで既に体力の半分を使うのは容易に想像できる風向きだ。
こういう時にアマチュア時代、オランダ横風学校でお勉強してきたので本音を言うとそういう展開にしてしまいたいし望んでいる。
風と仲良く過ごせるか。もしくは風を味方にできないか?これは大きな差。
たかが風、しかしされど風。風が自転車のほとんどの走りを司っている。風を読めないやつはプロはもちろんだが強くはなれないし勝てるわけもない。

長い直線、風を利用するというよりも風にもてあそばれている人が多すぎ。横風でふらついている、まっすぐ走るのが精いっぱいで展開だとか相手を読むとかのレベルではない。
ちょっと怖いな、と集団の前方へ移動。横風を味方につけているのはこの集団でオレだけ。この集団内で本当に自分だけ。そう感じた。風に感謝だ(笑)


何度も横風を利用して仕掛ける。動きは悪くないが、単独では抜け出すのは無理で、最低でもジャブを打ち続けて防御している選手たちにはジャブを思い切り食らってもらう。
他の選手たちを苦しめて、ジャブを受けた分を、それ以上にジャブを誰かに打ちたければ、一緒に協力して横風を味方につけるしかない。この辺りで協調してもらえる人がいなかったのでせっかくの苦しさがみんなに伝わらない。
例えばアタックは風下で。そしてローテーションは入れる人数を制限して、先頭はどこまで風上に上がるのかを決めなければいけない。
それがアタックする人は一番風上側。ローテーションしなくても風下にはいくらでも風よけ付きで入る場所がある。
う~ん、いい人たちだ(笑)
風下でアタックして、先頭でペースを落とさなければどれだけ苦しいか身をもって知ってもらうしかないのか??とアタック。このあと風下でローテーション30分やれば10人ぐらいの先頭グループは簡単に作れる。きつい。だけどついてくる方も同じぐらい、もしくはそれ以上きつい。そんな風にしないとこういうフラットなコースでは逃げが決まらないのだが。


最終的には2位。
ラスト3kmほどでの集団落車、真ん前の選手が横の選手と接触して引っかかるようにして倒れ、そのまま左に流れるようにとんでいった。

隙間を抜けるようにして集団前方に追いつき、最終コーナーまでの直線では前の選手がことごとく中切れ。先頭では同じチームでアシストするようにペースを上げているのだろうか。
最終コーナーでは前6人と前の選手が作ったギャップで約5メートル。ちょっとデカすぎるな・・・
全力でスプリントして、現役の時よりも景色が動かないスプリントでもどかしいが、ゴールラインまでに5人をまくり2位に。
あと一人届かなかったかぁ~~~( ゚Д゚)
昨年に続いて悔しい。

まぁ着外でないことは正直ほっとしているが、2位だったら1位がいい(笑)


今回内灘で気になったのは・・・と、これは自分が現役時代にプロとして走っていたからこう感じるのかもしれないが・・・
レースは楽しい。今でも楽しい。楽しいことは最重要だ。
しかしロードレースは一歩間違えると大事故につながることもありうるスポーツだ。
ハンドルをしっかりと握れていない、スピードが上がるときでもレバーブラケットの上、ブレーキのかけ方も雑・・・周りが見えていない・・・これは非常に危険だ。
もっと普段の練習の時に「レースのための練習」を心がけたほうがいいんじゃないかな、と。
きっと集団内でもオレより強い選手はいっぱいいたのだと思う。そりゃ50歳のオッサンだ、普通に考えたら半分以上はオレより強かったはずだ。
だけどバイクコントロールのところでは差が大きく、走らせる以外のところに気持ちがいかないのだろう。だからレースの展開やほかの選手の動きが見えていないのではないだろうか。もったいない。
ちょっと普段のライドでも意識してもらえば、もう少し良くなると思うんだけどね。


今年はあとニセコクラシックのみロードレースか。
グランフォンドは着順を見ている以上はレースだし、上位じゃないと世界選手権には出場できないからレースと言ってもいいのだろう。

さて、来年の内灘こそは悲願の・・・(笑)
毎年多くのイベントで終わった直後は鼻息荒いんだけどねぇ~~何も準備してないや。
いや、来年こそは!!( `ー´)ノ

 

f:id:masahikomifune2:20190627180103j:plain

タイムトライアル、昨年よりもスタートからいいリズム。
スタートして追い風でスピード上がってるけどそれが全体で速いのか遅いのかわからないよりも、今回のように無風の方がわかりやすい。
だけど終わってみれば年代別で9位。速くはなかったね(笑)

f:id:masahikomifune2:20190627180229j:plain

レースで好きなのは一列に伸びて風とも戦うもの。今回はいいレースだったね風は難しかったし。
 

f:id:masahikomifune2:20190627180351j:plain

 

f:id:masahikomifune2:20190627180436j:plain

表彰台の上はいいね。来年は一番高いところを目指して頑張ろう。