19‐20 シクロクロスシーズン終了

新型コロナウィルスで日本中が混乱し、各イベントも中止になったりと非常に厳しい毎日ですが、皆さん元気出していきましょう!!

と言うことで、そんな混乱のさなかに2019-2020のシクロクロスシーズンが終了。
JCFのシクロクロス小委員会委員長と言う立場でシクロクロスに携わっているため、全日本選手権は主催する側。なので全日本タイトルを!というモチベーションでシクロクロスシーズンを戦えないのは元選手としては少し寂しいですが、それでも好きなシクロクロスレースを走れるので100%選手な活動はできないけど、できる範囲で、自分のスタンスで毎シーズン楽しんでます。

 


現役時代には国内タイトルも獲れたし、世界選手権代表にもな選ばれ数字も残せた。
いまマスターズでどれだけ頑張ってもその時の数字を越えることも上書きもできないし上乗せもできない。それでもレースって走る以上は全力で楽しみたいと思っています。

得意の砂コースである東海シクロクロス終戦ワイルドネイチャープラザ(WNP)は、前日に200Kmブルべを走り(それも途中は冷たい雨)消耗した状態で余力なく5位。
今シーズン最低空気圧の1.15気圧でした。
砂は低圧で走る能力が重要。自分のシクロクロスの師匠である元世界チャンピオンのポール・ヘレイゲルスに同じチームだったので練習でしごかれたけれど、あの時の経験はしっかりと身になり骨となり、すごく役に立ってるかな。
コクセイデで行われたワールドカップの時
「下りも乗るんだ。乗れるから!」と言われピークで飛び乗りそのまま下りでジャックナイフで前転し観客の笑いものに。
集団の先頭付近を見るとランニングで駆け降りるポール・・・ホンマこのオッサンムカつく・・・
そんなこともあったなぁ(笑)

WNPのコースはほとんどのコースが砂。一部林区間はあるもののコクセイデのようにオンオフ区間のメリハリなく、延々砂で砂の耐久レース的なコースプロフィールは少し残念ではあるけど、砂質は悪くない。特に今回のように前日の雨で砂の奥が締まった方がコクセイデっぽい砂質で個人的には好き。
いつもと違い逆回りだったのも少し新鮮だったかな。


今シーズン最終レースは中国シクロクロス終戦の葡萄浪漫館。
前日にはあいにくの雨だったけどスクールを開催、10名の方が来られました。
アップダウンの激しく難しくも楽しいコース。この雨の影響で日曜のレースはなかなかテクニカル。
特に下り区間で前輪が横滑りするような感じ。登りでもトラクションがかかりにくい箇所も。
マッド用のライムスを使うか?と思ったけれど、登り全体ではスリップの影響は少なかったし(グラウンドから山手に入る登りは最初からランニング。ここでギヤを落とすよりも下りのギヤ=グラウンド走行中のギヤ、にしておいた方が無駄が少ないということもあり最初からランニング)タイヤはスタンダードのグリフォでスタート。
スタートからスムーズに進められたけど、バリアー(シケイン)で1つ目をジャンプした際にペダルの固定があまくリリースし2つめにそのまま激突。落車はしたけど大きなけがもなくそのまま走行。実際は少し手首をひねって下りの抑えと登りで力が入らず、3周目に後続に追いつかれ突き放される。
その後は階段やランニングなどで再び追いつき、得意の?登り返し区間で差を広げ最終レースにして今季初優勝。
シーズン通じて体調がいまいちで力が入らなかったれけど、テクニカルであったこと、ランニング区間が比較的長かったことに助けられたかな。
来年はもう少し勝てるように、もう少し本気で遊べるようにできるようにしたいなと思います。

さぁ、シクロクロスシーズンは終了。このあとはブルべそしてロードシーズンに突入。
今年もニセコクラシックや内灘ロードなど、いくつかのマスターズカテゴリーのロードでこちらもシクロクロスに劣らず「本気で」遊べるように準備していきたいと思います。

 

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この日の空気圧は1.15。林の区間では根っこ部分ではリムが根っこにタッチしていた。

 

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なんであちこちに蛇行した轍が出現するんだ(笑)
まっすぐ。そして誰かが作った轍をトレースするだけ。それだけで砂は速く走れる。

 

 

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中国シクロクロス葡萄浪漫館

前日の雨の影響でスリッピーに

なかなか個人的ツボなコースでした。

 

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一番高いところからの下り

轍のつきかたがいやらしく、最速ラインにリンクしていないので難しくも危険だった。

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急こう配の登りは左手も駆使しながら。

 

 

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なんだかアットホームな表彰台
関西シクロクロスでもそのほかの地域でも、20年前はこれでも普通だったなぁ。