シクロクロスシーズンも佳境へ

シクロクロスシーズンも佳境へ。
先週末にはワールドカップ終戦がベルギーで。
オーベレイセと言えばブドウの産地で、夏に行われているオーベレイセをスタートゴールするセミクラシックレース
「ドゥルイフェンクールス」は、「ブドウレース」という意味。
選手は出走サインするとその場でマスカットがもらえるので、何度も出ている選手は車にクーラーボックスを積んできて、ちゃんとその日の食後のデザート用にでも持って帰る準備までしている。
って、今でもドゥルイフェンクールスやってるのか知らないけど。
で、最後の周回コースがワールドカップシクロクロスでも使われるスタート後に上る登りと石畳だ。
何度もロードは出場したし(1回だけ20位ぐらいでフィニッシュしたな)シクロクロスも1回出場。
シクロクロスのコースはほぼ同じなんだけど、走ったことがあるだけにツートップの尋常じゃないスピードにビックリするより他ない、というのが率直な印象でした。

ちなみに優勝したファンアールトの平均時速はほぼ22キロ。

 


映像を見ている限りランニング区間はふんだんにあり、それを差し引くとあのスリッピーな路面、あの低圧で走る出走るのは酷な登り区間なのに乗車区間は24キロほどで走っていたと言える。
完走者は23人で、最終完走者はユンボヴィズマデベロップチームのファンダイクでほぼ1周遅れ。彼で平均時速19キロほど。そう考えると遅くはないように思うけど、1時間で1周ほど差が開きます。
エリートで完走するには、1時間の平均時速がファンアールトから2キロほどしか変わらない選手でないと完走は無理と言えますね。


ファンデルプールやアールツに比べるとテクニックは劣る、というのがベルギーの元選手たちの意見。
だけど今回オーベレイセの走りを見ていると最もハンドルさばきはイケていたように感じられた。

さていよいよ週末は世界選手権。
だれが勝つのか目が離せません。

 

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去年のスイスの世界選手権スタート前のワウト・ファンアールト
怪我から復活し、素晴らしい回復だったが表彰台を逃す。
表彰台連帯率が異常に高く、確か表彰台に登壇できなかったことにショックのコメントだった記憶。