今年最初のシクロクロスは、関西シクロクロス・希望が丘。
このレースは毎年？1月第1週に固定されているのかな、天気は毎年不安定。
希望が丘よりも数㎞南下するだけで、あれ？晴れやん！ってことは滋賀県アルアル。
現に昨日もレース後に草津市まで南下すると道路はドライだった。
そんな希望が丘、過去には雪解け水の泥で寒かったり、圧雪でツルツルだったり、まぁいろいろと伝説も残っている。
今回はきっとスタート前にある程度結論は見えていたのかもしれない。
それはまるで水戸黄門。どんなに悪代官の一味に捕まって斬り殺されようと、由美かおるがエロ代官一味に拉致されようと、8時45分を過ぎると必ず印籠が飛び出し、まるで先週の再放送のような安定の決まりパターンで終わる。
水戸黄門のエンディングテーマや放送終了後のCMが記憶に残っていないのと一緒、すべてはオープニングテーマが流れたところで結論は決まっている。
2日前に300kmのブルべで完全に出涸らし、身体がずっと疲労でフワフワと浮いているみたい。
前日のスクールでもちゃんとバイクに飛び乗れるのか？ってほど脚は重く、恒例の「道との遭遇」がてら朝のウォームアップライド。
少し脚にへばりついていたかのような抵抗が抜けてきていたので、少し希望の光が見えてきた矢先、まさかの後輪パンク･･･
帰宅後に確認したら、ブロックパターンの一番大きなところ、チューブまで一番高さがあるところで何かが貫通。パンクしたまま駐車場まで約3km走行。たぶんウォーミングアップライドでパンクしたのは初めてか？？？
みぞれが降ったりやんだり。雪になったり雨になったり。やむことはあっても晴れ間は見えない。
全国的に日食を楽しんでいるのに何も楽しくない･･･それがシクロクロスレース会場なのか･･･
スタート前にRCCテントでホームトレーナーを拝借し、ひとまずレースできるような感覚まで戻ってきた。
スタートからスピードを殺さないように流れる走りを遣える、テクニックの差で前に出ていけるところが日吉と比べても少なく、スタートからなかなか前に上がれない。だけど先頭からの差も射程圏内だし、という分析ができる程度には心身ともに回復していたのかもしれない。
3周目だったと思うけど、バリアー（シケイン）のあと飛び乗った際、クリートをペダルにインストールする際、かなり泥が詰まっているのかなかなか入らず、そのあとの下りのキャンバーに備えて強引に押し込もうとしたが入らない。
階段を終えてグラウンドからのバニーホップで登れるギャップ区間でもペダルが入らず降車でクリア。この時点で片面だけ泥？が異常に詰まっていてキャッチできない。
下りの際にペダルをたたきながら走り、何となく入った気になっていたが、ジープロードに出る登りでやはりインストールしていなかったことに気づく。結局丸1周片足がフラぺ状態で一気に脱落。バイク交換して差は詰まるがもう少しというところからブルべ疲れか身体は前に進まず10位でフィニッシュ。これはスタート前から分かっていた結論なのだろうか･･･
帰宅してからバイク掃除のときにペダルを見てみると、クリート前部が引っかかる部分の隙間とちょうど同じサイズの石がガッツリと入り込んでいた。
細めのマイナスドライバーでこじってようやくはじき出したが･･･
ベルギーなんかだと、粘りのある粘土質の泥と言っても希望が丘のような小石混じりではなく、グッと押し込むとだいたい何とかなるのだが、今回は運も悪かったか。
それらすべてを含めての水戸黄門日和だったの知れない。
走らなかったほうが良かったとは思わない。
昔からどんなに疲れていても、走ることでコンディションも上げてきたし、感覚は常にそれに触れているからこそ。シクロクロスバイクで強度を上げて走るからこそ、見えることは多い。走ったことで収穫もあったはずだ。
ペダルは年々泥詰まり対策もされているようだが、こういうトラブルがあるということを理解していれば、次に同じトラブルになった際、場合によっては足先の感覚で思い出すことができる。
今回タイヤはチャレンジ・グリフォ33チームエディションでスタートバイクは1.45気圧。セカンドバイクは1.55気圧。思った以上に粘りのない路面コンディションだったし、セカンドバイクのほうが相性が良かった。泥と言うよりも砂のようにバサバサと土が削れるところが大半だった。
次回は美山向山の予定。
が、前日の昼頃までブルべで600km。
安定の水戸黄門はまだまだ続きそうだ。
多分クリートが入らないタイミング？で後続に捕まる。
写真は友人でもあるバイキンTVの樋口君にいただき。
どうもありがとう！！
一度クリートが入ったが、外すとまた入らないかも？とほぼ乗車でクリア。
で、このあとやっぱり入ってなくて登りで脚がすっぽ抜ける･･･
