春のブルべウィークエンド、一粒で二度おいしい??後編 BRM314中部200 

ブルべ連戦で何がきついって、移動と翌日の準備だ。
走り出したら漕ぐことをやめない限りゴールは近づいてくる。しかし1日目のゴール後に動くことを止めると何も進まない。その瞬間は休めるかもだが、睡眠時間を削っているとも言える。休憩するのはやはりちゃんと布団の中、ベッドの上で休むのが最も効果的だろう。

 

今回バイクは2台準備。使い分けることで1日めの雨でのダメージを2日目には気にしなくていい。
バイク、ヘルメット、シューズ、ウェア・・・もしこれらが1セットで2日連続ブルべだと、かなり慌ただしく忙しい故に

 


安全に楽しく走る
というところが低下する。それでもしゴール後にバイクにトラブルやトラブルの原因になるような箇所を発見しようものなら、やはり睡眠時間を削らざるを得ない。

島田でゴール後、準備ができてすぐに移動。高速に乗る前にご飯だけ食べ、ホテルについたらそのまま寝られるように。暖かいお湯を事前に準備し(沸騰したお湯をサーモボトルに保管しておけば、まだ暖かい)それを体を拭くタオルに使用。そうすればゴール後に冷たい濡れタオルを使わなくていいから気持ち的に満たされる。

暖かくなってくればボディシートを使えばいいが、まだまだ日が陰ると寒い。


今回のホテルは豊田市内。翌日ホテルで朝食を摂ってからスタート地点まで1時間もかからないから、遅くてもスタート30分前に到着できるし、スタンバイのバイクを持っていくことで準備の時間も短縮できる。

ホテルに団体客がいたおかげ?で朝食は6時半からが6時からに変更。団体客の前に入られることをお勧めします、と言われた通り、朝一番乗りで会場へ。6時半には食べ終えてホテルを出発したおかげで、少しゆとりをもってスタートを迎えられた。

今日もいつも一緒に走っている山本くんがいるので一緒に走り出す。

正直昨日の疲労を考えると、誰かと一緒に走れる、ペースメーカーがいるのは気持ち的に楽だ。
序盤から登り多め。トータルで4,000mほどなので200kmブルべで言うとそれなりにきつい。最高地点は平谷峠1,160m。何度も訪れているが、距離は大したことはないが急勾配。特に売木から直線的に登る区間は、昔からあまり好きじゃない。

そしてアルプスから南アルプスへと抜ける地点だからなのか、風もきついし気温が低く感じるのは標高のせいだけではないのかもしれない。

山本くんが前半健康診断の影響か一度トイレに止まるということでそのまま単独で走り出すが途中でトラブル発生。なんと走行中にブルべカードがポケットから飛んで行った。
いつもと違う場所、カーゴビブのポケットに入れていたのだが、ブルべカードを主催者の方がビニールケースに入れてくれていたが、多分これがいつも使っている100均のビニールケースと違って抵抗が少なく、下りでスッと飛んで行った。
あれ?何か違和感。
下っていてすぐにブルべカードがない!と気づきUターン。あってよかった・・・

そうしているうちに体内からバリウム放出したっぽい山本くんが合流。むっちゃ速い。これはバリウムドーピングじゃないのか??知らんけど。

多分ティレノ~アドリアティコ走っていたらマチューと一緒に逃げ切っていたと思うぐらいに速い。そのあとあまりの速さに思わず往路平谷峠からついていけないほど。
ここまで登り基調なコースでアベレージも下がり気味だったが、復路の平谷峠からは登りは少なくなりアベレージも上がり始める。
三河高原はよほど狭い道に行かないと交通量が多いのが少し不満ではあるけど、しかし素晴らしいロケーションに癒される。関西にはない高さのある山、山の向こうは信州、そして三河は戦国時代に何度も歴史を揺るがせた場所。そう考えるだけで楽しさが止まらない。もちろん疲れているときの登りは堪えるが、まぁ漕いでいればいつかは終わるし。

 

最後のPCで1時間前グループの先頭の方を発見。少し会話したあと先に出発されるが、ラスト15kmほどで追いつき、3人でペースアップ。
と、ここで山本くん終日元気だったがここで失速。もしかしてバリウムがもう少し足りなかったのだろうか・・・

 

そして最後はまさかの単独になり8時間38分でフィニッシュ。
風もきつく獲得標高も多かったから、まぁこんなもんだろう。
昨日と違い今日はエディメルクス・ラバレド68カーボンバイクにホイールもカンパニョーロBORA WTO45を装着。
ホイールの巡航時の空気抜けの良さはかなり楽をさせてもらったのだと思う。
下りで横風の影響がなかったということはないが、WTOは空気抜けもかなり改善されているのかそれほど前輪も振れることはなかった。

次回は今月末に近畿300の予定。来月には雪駄でも600kmぐらいいけますわ!と言えるぐらいの余裕綽々な状態にもってこれるようにしたいところだ。

 

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最初のPC
途中で食べるケーキを購入し、その場ではオレンジジュース。

汗をかくシチュエーションの時は、なるべくビタミンCを意識。

f:id:masahikomifune2:20210316100713j:plain苦しみながらも平谷峠。

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平谷峠から南アルプスを望む。やっぱり自然はいいね。

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稲武のPC

この時が疲労のピークか。この後は少し回復し、矢作ダムあたりでようやくマシに。