東京~佐多岬④九州上陸

高知から八幡浜まで300㎞以上、朝8時ごろに出発したので日を跨いでしまったが、頑張ったご褒美?で5日目にして起床は朝6時頃。ホテルの朝食は7時からで九州へ向かうフェリーは9時半発。ブルべの最中だけどかなりゆとりのあるスケジュールだ。起床して3時間も前に進まないのだから。

この日は九州でも200㎞ほどだし、気持ち的には余裕がある。

朝食を終えてからフェリー乗船まではフリーとし、乗船中に食べるパンを買うついでに八幡浜の町中を少し散策ライド。こんな気持ち的にゆとりのあるライドは心地よいが、ここまでハードなエクストリームライドを行ってきた成果だ。

 

渡船時間が迫っても山本くんが来ないので大丈夫か?と思ったら、ホテルで二度寝?ゆっくりしていたらしい。

大分の臼杵まで2時間ほど乗船。朝ゆっくりと寝たので寝転んではいるが寝ることはない。

穏やかな瀬戸内の航路を楽しむ。

臼杵に上陸後、知人がお出迎えでフェリー乗り場に来ていてビックリ。大分にいるとは聞いていたが、まさか臼杵まで来られるとは。

少しだけ言葉を交わして先を急ぐ。

 

この日は距離は短くコースプロフィール的にも特質すべきところはないと感じていたが、実際は思っていた以上に過酷なものだった。

この日の宿を日向市にするか延岡市にするか悩み、まぁ200㎞ほどだし延岡までで大丈夫か、と思って延岡市にしたのだが、日向市に到達した際

なんで日向市にしなかったのだ!

と後悔するほどに時間を要するステージとなった。

 

臼杵から海岸線をトレースしていくルート。リアス式な入り組んだ箇所を走るので、距離の割には全体的には進んでいかない。

今日最初のチェックポイントである泊ヶ内のバス停を過ぎると県道707号は牙をむく。

突然普通車の通行をあざ笑うかのような幅員と勾配。インナー×ローで止まりそうになりながら進んでいく。高知以降は荷物積載量も増えたので思ったペースでは進んでいない中、この殺人的急勾配は荷物が増えたことを後悔せずにはいられなかった。

その後の半島巡りはコースプロフィールからは伝わらない難易度があり苦しむ。

そして佐伯を過ぎて国道388号で延岡に向かうルートは国道といえど「酷道」、県境ではいきなり目の前から猪が突進してきて、危うくアタックを食らうところだった。

延岡で晩御飯。予定より時間が1時間以上遅れている感じだが、以後のことを考えるとちゃんと座って暖かいものを食べたい。ルート沿いでとんかつ。白ご飯がおいしい。

日向の前にあるクルスの海展望台は、暗い時間そして200㎞ライドの〆に登るには十分すぎる難易度に変貌。体にというよりも精神的に追い詰められるような苦しさを感じた。

日向市内郊外のAZホテルへ。九州ではAZホテルが滞在費がお得、朝6時から朝食、自転車部屋持ち込み可能、と自転車旅にはありがたいホテルだ。そしてこの日向と翌日に泊まった大崎も、素晴らしい接客で心地よくチェックイン・滞在できた。

予定よりも遅いチェックインだったが、そもそもスタートも実質正午だったし走行時間もそれほど長くないから、思ったほどの疲労でもない。毎日コインランドリーでの洗濯は山本君が対応してくれ、その間に翌日の用意をして洗濯物を受け取ったら部屋に干すだけと少し楽をさせてもらう。

 

6日は日向から大崎への200km。高低差もそれほどなく、全工程でこの日が一番イージーかもしれない。

しかしゆっくりとスタートではなく、さっさと移動して大崎でゆっくりしたいね、ということで朝6時過ぎに朝食を開始し、7時にはスタート。

朝は宮崎市内へと通勤する車の通勤ラッシュに飲まれ、路肩走行を慎重に行いスピードを抑え気味に走る。

国道をそれてしばらくすると、子どものころのあこがれでもあったリニアの試験用の路線跡と並走。

ここでとんでもなく速い物体??が移動していたかと思うと夢物語、一度でいいから見てみたかった。

宮崎の前にコンビニへ。

すると参加者1名発見。よく見ると串本で別れた若者じゃないか。久しぶり?の再会にテンションアップ。こちらはあれから荷物が増えているのでついていけないかなぁ、と思っていると、彼は今日志布志に宿泊ということでイージーライド。ということで一緒に走ることに。旅は道連れ、ホント思い切り道連れにした感じな日だった。

 

宮崎の信号地獄(といっても横浜や都内ほどではない)を抜けて堀切峠そして海岸線へ。

道の駅で飯でも、とストップするもレストランが機能していなくそのまま先へ。しかしなかなか食事できるところがないなぁと思っていたら正午の合図と同時に奇跡的に食堂発見。勢いでそのまま入った。

地元の人たちに愛されているような雰囲気のお店で、価格もリーズナブルでビックリだったが魚の新鮮さ、おいしさ、そして何よりビックリはご飯のおいしさだった。

おいしいお米はパワーも持続も違う。いつもよりも長い時間お腹がすくこともなく、走り続けることができた。

 

志布志まであと少しと言うところで土砂降り。実は朝から雨予報で覚悟していたが、なんとここまでまるで雨雲の隙間を縫うようにして進み、まったく降られず。まるで天気の神様がいるかのようだったが、さすがに志布志まであと2㎞で雨。
とりあえずファミレスへ避難。ここで晩御飯にするが食べている間に雨はやんだ。

少しルートからはそれてホテルへ。
久しぶりに比較的早い時間にチェックイン。

明日はいよいよ最終日、残す距離も170kmほど。

振り返るとここまであっという間だった。

そして明日に向けて最後のまどろみへと沈んでいく。

いよいよ九州へ向かい乗船

九州に上陸すると、まさかの友人がお出迎え
先を急ぐので少ししか喋れなかったけど、無茶苦茶懐かしく嬉しかった。

 

ここまでは正直甘く考えていたが
このあと九州ステージの本当の難易度を思い知る

 

この直前、目の間からイノシシがパトリオットミサイルの如く迎撃
危うくこの看板を見ることなくDNFするところだった・・・

 

串本以来の再開
ここから結局鹿児島まで旅は道連れ、となった

今回のブルべで一番美味しかった食事
米が美味しいというのは最低条件であり必須条件である

チェックポイントに到達するたびフィニッシュは近づくこの自転車で東京から既に1700kmほど