初の沖縄ブルべ、沖縄行ったり来たりな600km

初の沖縄ブルべへ

BRM323東京600沖縄~とことん沖縄~

このルート、最初は皆さん絶対
沖縄だし面白そう!景色もいいだろう!
なんて感じでテンション爆上がりでいい感じでスタートを迎えるはずです。
一周しても600kmに到達しないので、実はクワガタムシのように北部の奥へは東海岸で往復し、那覇に戻ってから再度西海岸で奥へ往復。なので
え!沖縄一周ですか!!いいなぁ~!
って聞かれても厳密には、していません・・・

多分上記のルートを伝えても、すげぇ!とかエグッ!って言われますけど、一周していないのでなんとなく納得していないことに気づきます。
そしてこんなに頑張っても「一周カウント」はカウントされません(笑)

 

中間地点で那覇を通過するのでホテルも滞在先を使えば気軽。そしてほとんどのポイントは通過チェックなので、要はフィニッシュで帳尻を合わせればいいので難易度は超ウルトライージー
だと感じる人が多いことでしょう。
しかし!
これは人為的な罠です。
目の前に札束とか美味しい食べ物が置いてあって、取った瞬間にもう手遅れ、そこは気がつくと鉄かごの中・・・そんな感じです。って書くと主催者むっちゃ悪漢だな。

中間地点のホテル、仮眠で済めばいいですが、寝心地が良くそのまま深い眠りの永遠の世界に誘われて後悔してしまった人は後を絶たないようです。
そして天候。
実はこの時期の沖縄、海がエメラルドグリーンだというだけで風はきついわ雨がちだわ、そんなに良くありません。
要するに
沖縄は思っている以上にきついぜ!
ということです。

 

今回この沖縄ブルべに参加することになったのは、3月25日26日と、ランドヌ東京さん主催でセミナーとライド講習会を開催されることになり、講師としてお手伝いすることに。
そしてせっかく沖縄に行くのなら、その直前に開催されるこのブルべに走ろう、と。
スクールの生徒さんを考えるとリムブレーキの方が都合よさそうと言うことで、バイクは昨年までメインで使用していたエディメルクスのスチールフレーム"ストラーダ"
今シーズンから使用するギザロでもよかったのだけど、リムブレーキメインの人にディスクブレ-キでブレーキングやコーナーリングを教えるのは難しい。
そして飛行機輪行で空港からホテルまで自走だったので、比較的軽装なパッキング(=傷は覚悟)ちょっと新車で行くのも気乗りしなかったのである意味都合よかった。

いろいろといい感じで進みそう!って思っていたのに、出発22日は野球が日本とアメリカ決勝で見ていたら出発遅れるわ、空港に着いたら那覇空港のトラブルで到着が3時間半も遅れるわ、もうてんやわんかでした。

スタートは朝6時。4時半に起床しコンビニで買っておいた朝ごはん。スタート地点にホテルをとったのでこれは成功。1分でもゆっくりできるのだから。朝がゆっくりできるのは非常に重要だ。


スタート15分前。パッと見ると8人ほどかな。
6時前に装備チェックやらなにやらできたのでスタート。オレは主催者の津村さんと少しだけ喋っていたらみんなスタートして最終スタートだった。

最初は南部を反時計回りに進んでいくルート。最初の通過チェック糸満でそこから北上して東海岸を進んでいく。
やんばるへは現役時代、2005年以来。
参加者が少ない中で金武湾手前で他の参加者と合流、というか追いつかれた。が、しばらくすると先行する形になり単独に。ここから結局フィニッシュまで単独だった。

国道331号県道70号のアップダウン区間は現役時代それほどきついと思わなかったが、改めて走ると思っていたよりも勾配がきつい。それでも距離が長くないしまったく知らないエリアではない、あと日中なので走りやすいからストレスも少ない。
西側の海岸であれば夕陽を見られることもいいのかもだけど、今回の走り方だとどちらのルートでも朝日も夕陽も見られない。

チェックポイントであり折り返しポイントである奥共同店には13時26分、7時間26分で到着。180kmなので速いというわけではないが、アップダウンなどを考えるとまずまずだろうか。
往路も気になったが復路ではアメリカ軍や自衛隊などの施設などでの警備員が結構気になった。このあたりは「内地」とは違う問題を抱えている沖縄県の姿、そしてその姿は内地では正しく報道はされていないのだろうと思うと、複雑な気持ちだ。
辺野古のコンビニでは、置き引きしようとしていた外国人と遭遇したり(見ていたので未遂で終わった)ニュースを含めて自分たちが知っている沖縄とは、何か違うのかもしれない。やはり現地に足を運んでみるのが一番だ。

日が暮れてきて与那城へ。ここからは交通量は少し増えるものの那覇は近い。
今回は那覇で滞在しているホテルを基地にしてブルべを走る。330kmほどで那覇を通過するのだが、ここで仮眠。そして荷物の入れ替え。
そういう意味ではすごく楽なブルべだ。
ホテルに戻る前にすき家で食事をしてホテルへ。
翌日の用意を大急ぎでおこないシャワーへ。
それでも30分強は寝るまでに時間を要し10時半には爆睡。
1時半に起床し2時過ぎには出発。
実は沖縄の友人と18時には夕食の約束をしているので、洗濯などを考えると16時までにはホテルに戻っていたい。そして昨日は30℃ほどの気温だったから朝のうちに走れば涼しいだろうという判断だったが、気温も湿度も高くホテルを出た瞬間にうんざり。25℃湿度90%・・・なんだか梅雨。身体の汗がまとわりついて2時台なのに気持ち悪い。

夜中はペースが上がらない。だけどゆっくりでも進んでいると残り距離は確実に減る。スピードを追いかけるのではなく、とにかく前に進むを心がける。
名護はまだ暗いうちに通過し本部に着いたときは明るくなっていた。
北上し昨日折り返した奥共同店へ。辺戸岬のあたりだけ少し時雨れていたが、25℃を超えて多湿なので逆に気持ちよい。
ここまで追い風基調。最後110kmほどは向かい風。風にへこたれても仕方ない。とにかく漕ぎ続けて14時44分、32時間44分でフィニッシュ。

沖縄は走りやすいのか。う~ん、獲得標高からすると激キツではないけど、アップダウンの作り方があまり本州にはない、茶畑をひたすら越えていく、みたいな。

あ、例えると「少しやさしめの岡山ブルべ」かな???(;'∀')
クルマ社会だからか車の渋滞が気になります。あとコンビ二であったのだけど、外国人が自分の持ち物ではないけど、出てきたときに持ち逃げしようとしていて、オレと目があった途端に荷物を置いて慌てることなくその場を去りました。ちょっと治安は日本とはまた違う悪さなのかな。あと基地関係の入り口、夜中でも直立不動のガードマンがいるので、熱唱しながら走っているとマジでビビります。ガードマンもビビってます・・・北部は信号もなく走りやすい。自分がツールド沖縄に出ていた時からすると路面もキレイ。後半の帳尻は合わせやすいかな、交通量次第だけど。

沖縄島の外周以外でも魅力的なルートはたくさんあるので、また機会があれば参加してみたいですね。

上空からの景色、非日常だしいくら見ていても飽きない

沖縄が近づくにつれ雲に覆われていく

スタート前
なんか緩い。人数が少ないというよりも沖縄だからか??

今回はキャットアイの新製品VOLT800NEOを2灯。バーバッグも装備。モバイルバッテリーや財布などを入れて走行。

最初のチェックポイントは20kmほど。信号少ないので速くはないが50分ほどで到着。
以下こんなペース。

北部に行くと、降るの?降らないの?な天気が続く。結局降らないし、おまけに蒸し暑い・・・

折り返して那覇を目指す。風が結構気になるなぁ

ん?なんだ??
変な車発見・・・

 

夕陽がキレイ。見とれてしまう

沖縄のコンビニ、オレの大好きな雪印のコーヒー牛乳がなかった・・・
それでペース上がらなかったのかな??

22時前にはホテルに到着し朝2時過ぎにはホテルを出発

沖縄は西に位置するので夜明けは遅い

 

朝の光がやる気をみなぎらせてくれる

 

生まれて初めて国道500番台を走った。

沖縄の海はなんだか色が違うね

 

奥共同店に到着。あとは110km

クイナに注意。

今回走行中、自然のクイナに遭遇することができた。

最後は交通量も多く暑くてうんざりだったけど14時44分にフィニッシュした。