第16回 山岳グランフォンドin吉野

今年も山岳グランフォンドin吉野に呼んでいただきました。
かれこれ13年もこの大会に呼んでもらっているのか・・・
すべてスーパーロングで走らせてもらいすべて完走。その間に何度か自然災害等でルート変更などがありましたが、今回は開催ギリギリでの変更もあり、無事に開催できてよかったですね、という気分です。
結果的には今までとはまた違うルートもいいね、とポジティブに考え。

 

今回は高校の頃から憧れの選手で尊敬する偉大な三浦恭資さん、そしてオランダから日本に帰国し国内で走っていた時に国内最強チームだったチームボスコの絶対エースだった大石一夫さんのお二人もスペシャルゲストライダーで参加。

 


高校の時に憧れすぎて突然三浦さんの家に電話し、あまりにも手のひらに汗かきすぎて、心拍数が早まりすぎて口から心臓が出てきそうとはまさにこのことか!という中、非情にも?電話は繋がり三浦さんと直接喋ったのは覚えている。が、何を喋ったのかまったく記憶にない・・・(*´Д`)
97年トニステイナー時代はまさかのチームメート、宮田時代にナショナルチーム招集されたときの監督、となんだか不思議な縁が今でも繋がっている。

大石さんは昔雑誌で見て、確か最強クラブチーム「サーティーワン」のメンバーとして。
20代前半は喫煙していたとか、今まで自分の知っている選手経歴とはかけ離れていていったいこの人は何モンなんだ!と思ったのが89年。
その年、全日本選手権でも同じ先頭グループゴール、そしてツールド北海道では総合優勝。見ていて思ったのは、この人はすげぇ独走力・地足があるので決してこの人のペースにしちゃだめだ、と。
そのあと自分が海外に行ってしまい大石さんと一緒にレースを走ったと言えるのはこのときぐらい。引退してから大石さんは自転車が好きだから、イベントで一緒にゲストで呼んでもらったりしていて引退してからの方が一緒に走ったり喋っているかも。
そんな素敵なお二人と一緒に吉野の山を満喫してきました。


人それぞれ感じ方は違うかもだけど、今年のルートは例年よりも険しさ・厳しさは減少していたと思う。
それでも克服するのは容易ではなく、特に朝からの雨が普段雨天でのライドをしていない人には装備や精神面でおおきくブレーキをかけたことは間違いないだろう。
雨なのでレインジャケットや雨合羽を着ている人は非常に多かったが、気温20℃ほど。降ったりやんだり。標高は五番関以外すべて低い。
そう考えると登りではフロントは最低でも全開。でないと逆にウェアがビショビショになってしまう。
身体がずっと必要以上に濡れていると疲労の原因。
ちなみにレインジャケット無しでも快適に走ることができた。この辺りはやはり何と言っても
雨の日に走っているのか否か
だろう。
別に雨の日に走らないとダメだ!とは思わない。しかし雨の日に走るのなら、雨の日に走っておいたほうがいろいろと気づくことは多いはずだ。

途中三浦さんのタイヤが五番関の下りで石を踏んだようでカットパンク。
カットなんて可愛いものじゃなく、それこそサイドからトレッドにかけてバッサリと。
タイヤブートも空気を入れると外に出てくるほど(笑)
大滝のエイドでショートカットして帰るわ!という三浦さんの横にまさか予備タイヤをもっている参加者が( ゚Д゚)
トータル1時間近くロスするも無事に完走できました。

この吉野は本当に過酷。コース難易度が多少下がったと言っても厳しいことには変わりない。

朝から雨の影響で出走もかなり少なかったようだが、この大会自体が梅雨時に雨をある程度想定して開催されている。個人的にはチャレンジしてもいいんじゃないの?準備して克服するのがいいんじゃないの?と。

大会関係者の皆さん、声をかけてくださった参加者の皆さん。どうもありがとうございました!

 

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今年も吉野へ自走

今年は明日香から県道15号をトレースそして吉野山の裏側からアプローチ

なるべく新道ではなく旧道を走るように。

 

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うっ
これは旧道ではなく・・・どこにいるんだオレ・・・

 

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三浦さんと大石さんとのトークセッション

3人合わせて160歳オーバー(笑)

 

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朝の吉野

いつも吉野の朝は神聖に感じられ身がしまる思いだ。

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スーパーロングスタート

すべての参加者を見送ってから

 

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吉野の山をなめちゃいけない。

自然と楽しむ。けっして守られていない。守るのは自分自身

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