福岡でのサイクリングツアー

5月最後の週末、福岡県で西鉄旅行さんのツアー

「元プロロードレーサー三船雅彦さんと直方・宗像・北九州を巡る」

が開催されました。

 

西鉄バスさんのサイクルカーゴという自転車積載ができるバスを用いて、サイクリングとバスツアーのいいところを融合させたツアーでした。

残念なのは告知が遅れてしまったことで参加者がたくさん集まらなかったのですが、しかし今回いろいろと初めての試みもあったので、終わってみれば今後に向けてちょうどいい規模だったのかなぁとも感じました。

 

土曜と日曜の一泊二日で開催され、初日は博多駅前から宗像大社経由で大島へ。

大島は宗像大社中津宮があり、そういう意味では宗像大社行ったら大島行ってもいいでしょ、と。

 

博多駅横にある西鉄系ホテルのクルームに集合。ここで前泊させてもらったのだけど、自転車は完成車でフロントで預かってくれたし、対応も素晴らしくてまた泊まりたいホテルだった。ここに集合して今回のツアーのブリーフィング。

今回のツアーでガイドとしてコース設定から何から何までこなしてくれた福岡県在住のガイドの荒木夫妻。

今回のツアーの成功は西鉄バスさんのスタッフの方も裏方としてずっと現場で動いてくれ、そして荒木夫妻のおかげ。自分も土地勘のあまりないところでまったくストレスなく参加者の皆さんとライドを楽しむことができました。歴史的スポットでのガイドは、自転車関係なくガイドできるんじゃない??ってレベル。

 

途中福津の豊村酒造に立ち寄り建物内の「見栄の梁」や昔から残っている工場内を見せてもらったり宗像大社に訪れたり、そして大島に上陸し中津宮を訪れてフリータイムの間に島も一周してきました。

ライドを終えてからはバスで宿泊地になった直方市へバス移動。自転車を積載して参加者はサロン席になった後部で楽しく喋りながら。みんなで楽しく喋っていたらアッと言う間に到着。ツアーの参加者とも最初は少し距離を感じたけど、このバスのおかげで一気に打ち解け合うことが出来ました。

夕食は懇親会ということで直方市内の懐石料理店で。

無茶苦茶美味しく、個人的にはもっともっと飲み続けたいなと思いました。

 

2日目は直方から遠賀川を河口まで進み、遠見ヶ鼻経由で若松へ。そこから渡船で八幡へ。

最初に石炭で栄華を誇った直方。今は炭鉱閉鎖とともに町の活気も失われたそのギャップをあちこちで垣間見えます。

そんな日本経済を支えてきたと言っても過言ではない直方、石炭と共に歩んだ歴史を感じる石炭記念館へ。

製鉄所旧本事務所ではガイドさんによる説明を聞いて大人の社会見学。そして長崎街道の松並木を走ってみて高炉台公園へ。

 

2日間天気にも恵まれ、そして誰もケガすることなく無事に終えられたことが一番楽しかった思い出のために重要な要素で、ホント今回はこのツアーのルート選定から道先案内そして安全を最後まで作ってくれた荒木さんによる功績が大きい。

そして二日間最高の天気に恵まれていたのだが、バスで福岡に着いた途端、天気は下り坂でポツポツと雨が。

今回のツアー参加者全員もってるね!!

そして自分自身も今回のツアーが新しい福岡をいっぱい発見させてくれたことに、西鉄バス西鉄旅行の関係者の皆さん、そして荒木夫妻やこの企画の最初のきっかけを作ってくれたジャイアントストア直方の薗田さん、福岡県観光局の方々・・・そして今回のツアーに参加くださった皆さんに感謝感謝。

 

さて次回はいつ福岡に「戻れる」のか、今から楽しみです。

 

 

福岡と言えば、山笠
で、デカい!!

 

福津の豊村酒造さんへ

梁がデカい!!

見学しているときはサイクルラックを今回のツアーで設置。
西鉄バスさんの方が先回りしての神対応。ホント有難い限り

人生初の宗像大社
今回訪れたことで興味倍増、またゆっくり訪れたいな

 

宗像大社、すごく興味を持ったのは、本宮、二宮、三宮、そして中津宮沖津宮と、実はすごく広範囲にわたっていること。
これはきっとはるか昔、何か歴史的な理由があると思うのだけど、ここに至るまでの歴史の中で、その時の権力者なりに消された歴史がたくさんあり、今となっては事実が見えないのが残念。
だけど、その消えた歴史を自転車で走っていって読み解いていくのも、これまた自転車での速度だからこそ成せるのではないかと最近強く感じている。
個人的に宗像大社は、伊勢神宮や京都なんかよりも、はるか昔の「何か」を感じずにはいられない。

 

大島へは強風で自転車も波しぶきかぶったのだけど、港のある湾に入るとそんなこと何もなかったかのような海面。
初の福岡大島上陸

大島の北西側にある筑前大島灯台へ

2日めは直方市をスタート
遠賀川のサイクリングロード、直方をゼロkmポイントと考えれば、福岡の中心とも言える、筑豊サイクリング、福岡サイクリングのハブ的な場所とも言える。

筑豊炭田のハブ的ポイントだった直方、是非サイクリングでもハブとなって欲しいね。
ちなみに直方、「のおがた」で、「お」です。「う」ではありません(笑)


 

直方の石炭記念館にはSLが展示されているけど、無茶苦茶掃除・整備されているのがわかる。今でもすぐに走れそうなぐらいにキレイ。

 

 

遠賀川を離れて海岸沿いを進んでいく。

途中狩尾岬へ

 

遠見ヶ鼻にある御嵜神社へ

そして遠見ヶ鼻の灯台へ

パシャリ📷

若松から若戸渡船
なんか最近渡船づいてるな(笑)
待ち時間で三日月屋さんのクロワッサン
プレーンとチーズを購入。クロワッサン好きなのでホントは全部コンプリートしたかった。こりゃまた行かねば!!

若松大橋は人と自転車は通れない。なので渡船なんだけど、作りを見ていたら昔は人が通れた??と思ったら、直方ジャイアンストストア薗田さんが、「昔は通れて、上までエレベーターで」そう、橋の端側にあるコンクリートが、何となくエレベーター仕様に見えたんだよね。

渡船では橋の下を通っていく

 

今回の〆に長崎街道の松並木。ここの一番端には祠があり、旅の無事を祈願したとか。
自分たちはこのツアーの安全を報告と言うことで訪れました。

今回のフィニッシュは高炉台公園

北九州をすごく感じる公園でした。