東京~納沙布 その弐

ケガをしたあとは、身体が回復の方へ大きく舵を切るからか、睡魔に飲み込まれて気絶したように眠り続けることがある。
今回もし朝になって起きれなかったら・・・
ここから先の宿は全部キャンセルして、このまま北海道の倶知安に行くか(荷物はスタート後に倶知安の友人宅へ送ってある)このまま自宅へ帰るか・・・
だが、幸い?にも朝はいつも通り、朝5時には普通に起床していた。

身体は大怪我認定していないのか???

 

破れてもう使えないビブショーツやウィンドジャケットはゴミ箱へ。ジャージは破れているがもう少し使えそうだ。
今回宿泊した山田町のビジネスホテルは、自分の走力で言うと無理せず「ちょうど」な距離だった。寝れたらいいかなぁ、ぐらいだったが朝食はすごく美味しかった。

朝食を食べ終えてチェックアウト。荷物を積載する前にRエンドと変速機の確認そして他の箇所に問題がないか念のため確認していく。

Rエンドは変速がすこぶる不調だったので曲がっているのはわかっていたが、まぁ想像通り。予備のエンドを持っていたので交換。Rディレイラーは傷はあるものの作動はしている。
バッテリーと接続している電気ケーブルが落車の影響で削れて銅線が露出しているので、ビニールテープをグルグル巻きにして保護。応急処置なので大雨で長時間走ったりしたら意味はないかもだが、これでなんとか納沙布へ辿り着けるだろうか・・・
そう、昨日落車したあとホテルまで走っているときから、基本やめると言うつもりはなかった。
走り切れるのか?どうすれば走れる??そんなことばかり考えていた。Rエンド交換し3日のライド、開始。
青森まで走る長丁場。天気は爽やかな青空、走っていて気持ちいい。が強烈な向かい風。
少しバイクの状態を確認していると後方から一人、DHバーを装着された参加者に抜かれる。
喋りながら走っていたのだが、何とかついていけそうだったしこの向かい風を単独で青森へ向けて走るのはかなり厳しい。後ろに着かせてもらえるとうことなので、頑張って食らいつくようにする。
海外のブルべなんかにも参加されているツワモノで、走りも安定していたが、フォトコントロールや何カ所かのところでミスコース。
今回のルートのファイルが大きすぎてガーミンユーザーは御多分に漏れずナビゲーション不調だったが、今使用しているブライトンはまったく問題なかった。
実は初日に一緒に走ったひとたちでも何人か同じ症状の方がいて、先頭を走っていると曲がるポイントでそのまま勢いよく突き進んでいかれることがあった。多分ファイルの読み込みに時間を要し、少し行き過ぎてから気づいているのだろうか。
そういう意味ではお互いに利害一致?こちらはナビゲーションはほぼ完ぺきだがケガの影響もあるしDHバーもないのでスピード維持ができないが、かたやナビゲーションが不安定。結局青森まで一緒に走ることができたが、この日もし単独だったら予定通り青森には辿り着けなかっただろう。感謝感謝だ。

いつも青森でお世話になっている元木輪店さんに連絡をし、立ち寄ってバイクの不具合を確認、可能な範囲で修正してもらうことができた。
普段営業時間を過ぎてもお店で作業されているので、少し営業時間を過ぎていたが対応してくださり非常に助かった。

青森のホテルは何度も利用している東横イン青森駅前。
自転車もエントランス内で預かってくれるし安心だ。
大手チェーン店でチェックインが多少遅れても対応してくれるのが強み。
日を跨ぐ前にチェックイン、6時半に朝食をしてから8時ぐらいのフェリー予定だったが、実際走ってみて思っている以上にスピードは出ていないので5時チェックアウトして6時台のフェリーに切り替えることにする。
その前に睡眠3時間で起床できるのか不安だが・・・

無事?予定通り起床、4日目のスタートだ。
今日の工程は130km弱。フェリー乗船時間を加味しても少ない。
今回森町宿泊で、駅前の旅館が食事が美味しいという評判を見て、ちょうど真ん中あたりだし、自分へのご褒美の意味をこめて距離短め・宿滞在時間Max、と決めていた。

青森の港では初日にすごいスピードで牽いてくれた方を発見。一緒に乗船したのだが、乗船前にパンクされていたので下船後は別行動となる。
人生で初めての青函連絡船、いや今はそうは言わないのか・・・いずれにしても北海道には何度も訪れているが、船は初めてだ。

この日本州は天候良くないとのことで北海道ももしや?と思ったが、手が届きそうなほど低い雲だったが、降りそうで降らない、湿り具合だとすぐに雨に変わりそうで耐え続けた。結局森町まであと30kmほどで少し降られたが、割と降った、というタイミングのあとだったようだ。

おばあさん一人で経営されている旅館なので予約できたのかも不安。電話でのみ予約できるとのことだった。
ゴールデンウィークだったし、もしかして予約できていなくて満室だったら?と念のため途中で電話したが、ちゃんと予約できていた(笑)
夕方5時過ぎにチェックイン。お風呂に入って夕食は1時間ほどかけてご飯3杯も食べた。出された魚が美味しすぎ。もう若くなくて食事は手抜きでごめん、と言われたが、東京から走ってきたということであきらかにおかずはサービスされていた。
そして朝食は7時からと言われていたが、朝は早めに出たいということで6時半から対応してくれた。そして7時半にチェックアウトするまで、この旅館には14時間も滞在していた。昨日の東横インはほぼ1万円で食事なし5時間滞在、こちらは6000円ほどで2食で合計ご飯6杯食べて14時間滞在。食事込みで1時間400円で滞在したことになるが、そう考えたらオレの滞在費はおばあさんの年金が補助に回されたんじゃないか、と申し訳ない気持ちでいっぱいだ・・・

 

長距離やみんな走る&ツアー的ライドのときに持参しているドイターのファーストエイドバッグ。
傷薬など落車に関しては対応できるようにしているが、まさか自分が使うとは思わなかった。だいたいライドで誰かが怪我をして傷薬と絆創膏をお貸しするパターンなのに・・・

 

あわやケーブルが切れてしまうところだった。そう考えると運が良かったのかもしれない。

人生初の青函連絡船
って今は連絡船って言わないのか・・・


そう言えば本州は雨予報だったな
北海道はいつ降ってもおかしくない状態だったが、最後まで降らず、最後も雨が降ったとだったのかほぼ降られずに宿に到着した。

お目当てだった森町の宿での晩御飯
このあとまだ追加でおかずが来たのにはビックリした