2020年初ブルべ 

シクロクロスシーズンも終焉へと近づいてきました。
1月は積極的にレース参戦。と言ってもやはり今シーズンはPBPを終えての絶不調期。
例えるとマフラーに穴の開いているレーシングカー。
見かけも何も一緒だけど、走ると出力がいまいち上がらない。
出力の高い時間が短いほど「ごまかし」が効いてるんだけど、単調でただ踏み続けるようなコースはダメ。それでもいくつかはシングルで走っているので良しとしよう。

そんな集中しきれてないシクロクロスシーズンもいよいよ世界選手権。今年も日本代表監督として現地へ足を運びます。
が、その前にブルべ走っておきたくて・・・って代表監督のコメントじゃないな我ながら(笑)

 

今回は直前に泉佐野スタートゴール、オダックス近畿主催のブルべ
BRM126近畿200km泉佐野 榛原往復
に出場しました。
このブルべ、ロードレースで例えるとクラシックレースみたいなもんです。
コースはほぼ定番とも言えるルートで、和泉鳥取からの雄の山峠や紀ノ川沿い、五條のコンビニ、そして忍坂から女寄峠を登って榛原篠楽のコンビニへ。
泉佐野スタートゴールのブルべだとこのルートは定番ともいえるルートだし、近畿でブルべをしていれば一度はこの「クラシック」を経験したことがあるだろう。自分もブルべ1年生の時に経験している。

2020年のブルべ用のバイクはまだ用意できてなくて多分2月から。
そのため今回のブルべは昨年から使用しているサンレモ76。
このバイクは2020年ラインナップで継続されるモデルで、エディメルクスに乗るようになってからずっとレース用のメインバイクとして使用している。
このバイクで昨年のニセコクラシックでも年代別で優勝したし、昨シーズンまでヨーロッパのプロチームでも使われていたもの。
ロングの快適性とレースでのレスポンスとのバランスが良く、まず一般的なライダーならなんの問題もないだろう。しいて言うなら持った時にべらぼうに軽くない(走りはけっして重くはない)ぐらいか。プロチームが基本的にメインバイクにしないのは、絶対的な重量と絶対的な出力に対する推進力(剛性)このあたりをフィーチャーするからだが、ここはプロ選手たちは快適性を切り捨ててしまっていると言えるので、やはり一般的なライダーだとサンレモ76の方がよりベターなチョイスとなるだろう。
あともう一点気になるのは、タイヤのクリアランスが少し小さいので26cまでは問題なく使えるが、28cだとメーカーによってブレーキアーチに擦る。これはブレーキアーチのモデルにも影響するのだが、1世代前のカンパニョーロ・レコードだとこすらなかったのが現行モデルだとこすっている。


今回7時と8時スタートが選べたが迷うことなく8時。この時間ならとんでもなく早起きをしなくても家を出発して間に合うからだ。5時半に家を出発して十分だ。

前日から降り続いた雨もスタート直前には雨は止んだ。7時組は雨の中を準備してスタートしたのだろうか。
今年最初のブルべ、知った顔もたくさん。挨拶したり、喋ったり喋って来られたり。そして一緒に写真撮影したり。あっという間にスタート時間。
ここ2年ぐらい一緒に走ることが多い山本くんと最初から一緒に。
雄の山峠では何人か一緒だったが通過チェック指定コンビニ後には目減りする。

今回のブルべだと目標は8時間。
グループが数人、同じ目的で巡航ペースを維持できれば8時間切りは簡単だろうが、そうでなければこちらも初ブルべだし厳しいのでは。
五條から高取へと抜けていく県道120号も道幅が狭くスピードは出せない。明日香のあたりも交通量がやや多めだし、ルートのつなぎやロケーションなど「これぞブルべ!」と思うような素晴らしいものだけど、ファストランと考えると思っているほどタイムは上がらない。もうひとつの要因として、紀ノ川沿いがどちらに進むのもほぼ向かい風というのも影響しているかもしれない。

比較的順調に。そして折り返しの榛原篠楽のコンビニへ。ここでは12時13分。いくら登り切っての折り返しで復路がタイムが稼げると言えど、105kmグロス25キロで計算するとちょうど25キロか。最後に雄の山峠を越えてゴールすることと紀ノ川沿いが向かい風の可能性を考えると・・・

忍坂に下ってからペースを少し上げていく。
紀ノ川沿いも足が攣りそうに感じながらもペースを上げていく
。奇跡的に追い風基調。これは少し気温が上がっていないこともえいきょうしているのだろうか。山から冷たい空気が落ちてきているのかもしれない。
橋本を過ぎて九度山のあたりから更にペースアップ。最後の通過チェックのコンビニから旧道に、そして信号や登りを考えると15時10分には出発していないと厳しい。
コンビニでの買い物もミニマムにして、補給食でゴールまでつなげるようにしよう。
今回持参した補給食は

  • フルジェル 2個
  • ウィンゾーンエナジージェル5個

フルジェルは往路で使い、ウィンゾーンを食べる。
昨年からラファのカーゴタイツを履いているが、600kmを越えないようなブルベならい左のポケットをジェルなどのごみ保管にしている。
口を完全に切り離さず(小さなプラごみが無くならないよう)摂取し終えたら開けたところを真ん中にして折り込み、そのまま丸める。こうすれば手についてベトベトになったりはしない。

途中の登り返しで山本くん千切れるもその後の信号待ちで復活。ふたたび2人になってコンビニでのレシート打刻は14時59分。ここまでくれば安心15時42分、7時間42分でゴール。

シーズン最初のブルべは思っている以上に体も動かないし、そして昨日もシクロクロスバイクで少し遊んで足は重かった。
そんな不安材料ばかりがきになるブルベだったが、幸先よいスタートだっと言える。
何よりも火曜日から出発する世界選手権、監督でレースには出ないがなんとなくハッピーな気持ちでいけそうだ(笑)


今年はイタリアの1001ミリアに出場予定だが、全体にはSR600や少しエクストリームライドにシフトしてブルべの出場回数は少し減らすかもしれない。
そもそも毎年平均12回ほどのブルべ(SR600)出場が2019年は20回だったのが異常なのだが。
次回はBRM222近畿200㎞枚方、そして3月は仕事が忙しく未定、4月はフレッシュと岡山1200の予定。このあたりでぼちぼちSR600も走りたいところだ。
次回ブルべから新車になるので今から楽しみです。

 

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この見慣れたスタート地点、だけどこの景色見るのすごく懐かしいかも。いつから泉佐野スタートブルべに出てなかったのだろう。

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8時組はスタートの時点では雨もやんである意味ベストコンディション。
願わくば8時間切りといきたいねぇ~


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後半60kmほどは8時間切りの執念で踏み倒しました(笑)
無事にゴールの和泉鳥取のコンビニに。

腹減ったので菓子パン~~

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スタート前のエサ(笑)
コロッケパン、美味かったわ。

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最初の通過チェック、1時間以内に。この時は
「8時切り、楽勝じゃね?」
いやいや、甘かった。

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PC1

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おお、この時点でグロス25の貯金ゼロ

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PC3 
下ってきた

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通過チェック
速くいかなければ!と言うときになぜかセブンアプリでクーポン使用。
1分ロスタイム

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