SR600紀伊山地 4回目

今年の夏は昨年よりもさらに暑さが増しているように感じる。
気温ももちろんだが、気温よりも湿度が尋常じゃない。湿度だけで言えば梅雨明けしているのか言い切れない。
もちろん暑すぎないほうがいいのだが、百歩譲って暑いのはなんとかしよう。現役時代もマレーシアやインドネシアタイランドのレースなどでなんとなく暑さ対策はクリアしてきた(倒れたこともあるが・・・)

問題は暑さよりも湿度。
湿度が高いと体感的暑さは異常に高ぶる。
違う見方をすれば、湿度が低けりゃ暑くても対策次第で走れる。
そう、多湿の環境は走るのに不適ということだ。

そんな不適な環境な中、4回目のSR600紀伊山地にチャレンジ。
朝の出発前から車のエアコンは22℃で足に冷気が当たっているときなんか
おいおい、凍傷になるんじゃない?
なんて思っていたが、エンジンを切ったとたん
熱が溜まる~~~
と皮膚呼吸できずえら呼吸・・・みたいな感じ。
朝6時前でこれだ。

 

今回のミッション
PBPで使用するEM525の使用フィーリング確認
PBPで使用するタイヤの選定(今回はパナレーサー・レースD28c
自分のコンディションの確認

額から汗の玉がポロポロと零れ落ちるコンディションでしたが、淡々といいリズムで走れました。

そんな4回目のSR600紀伊山地、高温多湿でおまけに伯母峰トンネルから色川を抜けるまで雨がぱらつき、それも下りだけウェットって言ういやがらせ的天候でしたが、36時間56分、コンディションの悪さの割にはスムーズにはしれました。

新車「EM525」の特性も理解できたしおおむね満足なライドでした。

 

f:id:masahikomifune2:20190809173649j:plain

PBPに使用する新車 EM525
前作よりも大きく軽量化され、レーシングバイクとしてもさすがフラッグシップモデルとしての性能を持っている。
マッドガード装着が心配されたが、セッティングしてやれば問題なく装着できた。

いや、少しだけホントは問題だったのだが(フォークやシートステー形状とマッドガードの凹みが合わず・・・結束バンドで念のため固定)

f:id:masahikomifune2:20190809173921j:plain

葛城山
蒸し暑い・・・朝から
眼下には紀ノ川が

f:id:masahikomifune2:20190809174022j:plain
丹生都比売神

f:id:masahikomifune2:20190809174109j:plain

グランフォンド吉野でいつも駐車場に面している山本さんで〆の飯を食うんだけど、そのときに奥さんに「8月4日に走りに来るんで立ち寄るかも」って言っていたのを覚えてくださっていて、「今日は三船さん来るの何時ごろだろ?って言うてましてん」とダンナさんに言われて感激。
で、お昼ごはんは親子丼

f:id:masahikomifune2:20190809174316j:plain

ふと伯母峰トンネルの方を見ると雨雲が・・・
(゚д゚)!

f:id:masahikomifune2:20190809174417j:plain

雨雲の絶望で空を見上げると・・・ん?
なんかつづりおかしくない???


f:id:masahikomifune2:20190809174510j:plain

七色ダムを越えると霧の中へ

f:id:masahikomifune2:20190809174544j:plain

間違いなく日本一の棚田を言えば丸山千枚田だろう。
だって、登りがきついもん・・・


f:id:masahikomifune2:20190809174846j:plain

台風の影響か、分厚く重そうな雲が頭上を覆っている。機嫌を損なわないようにして走る・・・

f:id:masahikomifune2:20190809175003j:plain

新宮のすき家はお約束
今回はカレーライス1.5倍。これでいつもの1.5倍頑張れるはずだ

 

f:id:masahikomifune2:20190809175115j:plain

PBPでは正直集団で走るだろうからあまり問題視していないが、EM525の専用ハンドルの弱点としてVOLT1700を装着することが厳しい。
VOLT800でライトを一番抑えるとこんな感じ。この明るさだと下りは40キロぐらいが安全マージンいっぱいいっぱいという感じだった。
これで半月もしくは満月ならば問題なかったろうが三日月では厳しかった。

f:id:masahikomifune2:20190809175312j:plain

色川の自販機で缶コーヒーを飲んでいると太ももに痛みが!
見ると変な生き物が太ももに
あれ?ミヤマクワガタやん

f:id:masahikomifune2:20190809175455j:plain

真っ暗の玉置山は不気味だ
下っている最中、道の真ん中に雄鹿の頭蓋骨が。
それをタヌキかがむさぼっているのを見て、自分も気をつけなければこうなるのか、と・・・

f:id:masahikomifune2:20190809175628j:plain

2日目は初日と違いいい天気
護摩壇山のヒルクライムも高度を増すごとに涼しくなり快適(きついけど)

f:id:masahikomifune2:20190809175748j:plain

ライトは点灯するものの、まだ明るい時間にゴール