残念だがオレは天使でも妖精?じゃなくて陽性でもない、ただのオッサン

シクロクロスのシーズンも終焉を迎えようとするときに、よもやのドーピングがらみの話。
ベルギーのアールツから禁止薬物が検出されたとのこと。

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人によって、許せない、許さない、許してあげよう、可哀そう、などの感情がドーピング陽性者を中心に渦巻いている。
故意に接種していない、パフォーマンスを上げるつもりはなかった。
そうかもしれない。そう思いたい。
しかし残念だが、そのコメントを都合よく利用しようと思っている人がゼロではないのも事実。

 


ドーピング問題に上がった選手を、彼らを攻撃するものの中には、その攻撃することを生業として、命をかけて、それこそドーピング行為をしながら攻撃しているかもしれない。もしかすると早く職場に行かなきゃいけないと道路交通法や法律に触れること、もしくはストレスから社会的常識からも逸脱しているかもしれない。
彼らには職場でドーピング問題はないかもしれないが、個人的にそのような行為は道理としては既に陽性レベルと同じだろうと個人的には思っている。選手はドーピング陽性となるとチーム解雇、そのまま移籍できるチームがない場合がほとんど。しかし職場で軽い?反社会的なことに手を染めても、解雇までいかずに始末書で済む場合もあるだろう・・・や走選手のドーピングと言うのは、そんな軽いものではない。


ドーピングを含めて自白をしない限り、そういったことは何も見えない。入賞して検査対象にならない限り、抜き打ちなどで陽性を出すのは困難だ。

過去にアームストロングがツールの優勝すべて剥奪されたが、それは最終的に彼の自白から。
話はそれるが、オレはアームストロングのツール優勝剥奪自体には全面賛成はできない。
なぜなら、彼の検査結果は当時すべて陰性だったはず。しかし自白で陽性となるということは、自白を強要されたとしても陽性だし、誰かをかばって自白しても陽性。
世の中のオレを嫌いな人が(かなり多いと思うのだが)、彼はろくでもない人殺しです!とか警察に通報し、ナチスドイツ顔負けの拷問や、いやオレの場合は「あなたの自転車すべて没収します!」と言われたら絶対「オレがやりました、ごめんなさい。だから許して!自転車に乗らせて」となるだろう・・・自転車、最低1台は置いといてくれ。まるで魔女狩りと同じ。結論が先に置いてあって、道筋が進んで結論ではなくて、結論に向けて道をつけている。それはいけない。

 

ベルギー時代の元チームメートが、すごくドーピングなど薬物の知識もあり栄養補助食品などもすべて成分表記を見てから接種していたが、まさか表記されていないのにその成分が含まれていた。
さすがにお咎めしようがないやろ、記載されていないもんが入っているなんて!と連盟で出場停止期間も自主的にレースを走っていなかったのでほぼなしと思ったら、同じものを摂取して陸上選手が2年の出場停止。それもベテラン選手だったのでそのまま引退宣言・・・結果的に8カ月の出場停止。
彼がけっして自ら禁止薬物を摂取しない性格なのは知っているし、彼の場合は
石橋を叩いて渡る、と言うよりも
石橋をたたき割って渡らない
そんな性格のベルギー人だった。だから今でも故意ではなかったと思っている。

ヨーロッパのレースで、ドーピングがらみ含めて
「神に誓って」
違反してきたものが多い、中には複数回違反してきたものもいるのは事実。
神も仏もあったものじゃない。
オリンピックでも今回騒動になっていたし、スポーツとドーピングは切っても切れない関係にある。

非情にナーバスで非常に難しい。そして結論もオレでは出せない。
ロシアのスケート選手が15才だから自分ではそんな薬物に手を染めていないのだから出場したらいいじゃないか、もう現地にもいるんだし。
そんな声もあったが、そうだとしてもそれを逆手に取る方法を作り出す危険がある。
0(ゼロ)か100か。
しかしルールはそれが前提でないと進まない。
だからこそみんな、選手もだしチームもだし、彼らを取り巻く環境も努力している。
そんなブログを書きながら、安いスナック菓子を一袋食べてしまった。
もしこのスナック菓子に禁止薬物が混入していたら・・・💦

 

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2002年、ランドバウクレジット・コルナゴ所属。
2月のクールネ~ブリュッセル~クールネには、春先スペインでの走り込みが激しすぎて日焼けレベルマックスで、レッグウォーマー履いているのか??と言われるほどに焼けまくり。
けっしてドーピングじゃない。これはただの日焼けだ・・・