今日から9月。一昔前だと夏休みが終わり2学期ですよ!と言うところだけど、最近は8月25日ぐらいで夏休みが終了していたり、今年は新型コロナの影響で夏休み終わりのネタすら書きにくいですね。6週間あれば夏休みの宿題が溜まれば悲惨だけど、この前聞いたら10日間ほどって言っていたような・・・それじゃあ溜まらないし、なによりもたまらないですね・・・
8月末から、エディメルクス取り扱いのフカヤさんより、エディメルクスのスチールバイク「ストラーダ」を使ってもらえませんか、と言うことで届きました。
エディメルクス・ストラーダのサイトはこちらへ
現役時代はありとあらゆるものをテストライドしていたので、ちょっと懐かしいですね。
環境が悪烈過ぎてテスト品が根を上げてしまい使い物にならなかった、なんてものも過去にはあったり。
でもさっそく既に70kmほど走行。
スチールフレームってプライベートでは持っているけど、久しぶりです。
その昔エディメルクスのバイクと言えばコロンバスのチューブで、勝負にこだわるというイメージ。
ベルギーのブリュッセル郊外で職人たちが溶接するということは現在はないけれど、その時のシンパシーが時をかけて今よみがえる、そんな気持ちを抱いてというか期待してサドルに跨りました。
乗り味はどこかに昔の懐かしさを感じさせるような、特に荒れた路面になるとバイクが、というかエディメルクスの魂が助けてくれているような感覚というか、安心してコントロールし続けられた。
そもそもオレの選ぶルートが、普通の人の選ぶルートと違うのだけど・・・
そうか、ベルギーで走っていたから石畳は
「普通の舗装路」
という概念だからか(笑)
フロントフォークがカーボンフォークだと、だいたいが剛性でフォークが負けているか、もしくはフォークの主張が強すぎて、@フレームは別にカーボンでもアルミでもええやん」と感じるものも少ないない中、フォークが前衛的なスタイルなので正直なところあまり気にしていなかったが、フレームとのバランスやマッチングも素晴らしいものだった。
それはフレーム本体にも理由があって、チューブのサイズ、チェンスティの形状やサイズ、ヘッドチューブサイズなど、進化しているポイントがたくさんありました。
手で持った感じの重さは確かにあるけれど、重いスチールフレームだしレースは無理、というたぐいのものではなく、スムーズな加速やBBウィップに合わせたダンシングをしてやると、推進力は期待値以上のもので、今回セットされている完成車メーカー向けの廉価版ホイールを軽量で剛性のあるものに変えてやれば、まず問題なく進んでくれるなぁと思いました。
走れば走るほどに面白さが出てくるバイクなので、お借りしている期間は思い切り遊んでみたいと思います。
価格もそれほど高くはないし、ちょっとレーサーで遊びたいんじゃないんだよね、って感じの人だとドはまりしそうなバイクだと思いました。
もし敢えてウィークポイントを出すとしたら・・・
スチールフレームはWレバーで乗ってみたいので、Wレバー台座がないことでしょうか現時点では(笑)
って、Wレバー今さら使うのか??
ジャパンっぽいカラーリング、伝説のファエマチームカラーをべ―スにしていますね。
試乗車と言えど容赦しない。
荒れた路面の峠道も駆け抜ける。
チェンスティブリッジはないけれど、バック剛性は高いようだ。
BB周りの剛性に一役買っているのは、昔のようなスクエアBBではないからなのかな。
バネ感は感じる。しかし踏んだ時の剛性はかなり高い。これはアルテグラのクランクと言うのもあるのだろう。
個人的にはラグ付きな仕上げでもよかったのになぁと思うところだけど、ラグレスな溶接でも十分強度を感じられた。特にヘッドチューブというかフォーク込みでこのステアリング付近は、横ねじれを相当抑え込んでいるような仕様で、ダンシングした時のリズムがいい感じ(やや早め?)だった。
軟なフレームだとFメカ台座を直付けは難しい。この部分のチューブが薄いと、溶接するのに火を入れると劣化しやすくある程度の距離でポッキリと折れる。
実は日本のフレームは軽量と言われてきたが、ここで折れる?割れる?フレームが目につく。実はオレもオランダでポッキリと・・・
帰宅のナイトライドでも容赦なく!