いよいよ念願の1001ミリアイタリアへ
ミリアとはイタリア語で「マイル」
1000を意味するミッレで「ミッレ・ミリア・イタリア」が正式名称だが、数字で書くとなぜか1001。この辺りは何か主催者にはわかるスパイスがあって、イタリア語もイタリア自転車事情も知らない人にはよくわかんない何かなのかもしれない。日本語でいうと
ヤバいヤバい
みたく、直訳するとまったく意味がヤバくない??ってやつなのかもしれない。
現地のツウはなんていうのかわかんないし、PBPやLELみたいな言い方もわからないので、ひとまずこの先は「ミッレ」で統一していこう。毎回ミッレ・ミリア・イタリアって国語の教科書読まされるみたく読まされるとしたら大変でかわいそうなので・・・
ミラノ郊外をスタートし、反時計回りに北半分をグルっと1,600kmを走るブルベ。
実は人生2回めのイタリア。マルコポーロサイクリングチームにジョイントしていたとき、フランスのマルセイユで合宿。一人でロングを兼ねてサンレモまで。で、ついでにポッジオへ。
まぁイタリアへ行った!と言えるような時間でもないかな(笑)国境超えてポッジオ登って、下ったらサンレモの町で、そのまま脚止めなかったらフランス国境、みたいな感じなので30分ほど。それを2日。これ一般的に「イタリア行ったよ」とは言わんよね(笑)なので今回が初めてのイタリア渡航と言っていいだろう。
イタリアってキーワードにはすごく縁があるのに実はイタリアのこともあまり知らない。
プロ時代は長年コルナゴのチームで95年からロードはずっとカンバニョーロ。
しかし土地勘皆無でミラノとローマ、そしてサンレモぐらいしか場所わかってない(笑)
そんなレベルでちゃんと走り切れるのだろうか??
今回は台北経由でミラノへ
現時点で日本ミラノ直行便はないみたいで、ヨーロッパ直入りはお高いし、比較的安くて速いルートってなるとエバー航空。今回チケットは総額20万弱。去年のPBPは30万だったが直前台風直撃で飛行機欠航、当日に発券するという、ほぼみどりの窓口で新幹線指定席購入みたいなことをしてのけたが、その結果当日に日本を出発できる便となると総額50万弱かかってしまった。自転車別料金だったためそうなったのだが、それからすると20万弱なんて破格な安さに感じてしまう。
関空でも台北でもいきなりの遅延、すでにイタリアみたいな感じでこの度は始まった(笑)
ミラノマルペンサ国際空港はイメージでは相当大きな空港かなと思ったが、アジア~ヨーロッパを結ぶハブ空港というものではなく、そう考えるとドバイやイスタンブール、ヨーロッパでも北の方に位置するフランクフルトやパリシャルルドゴール、そしてロンドンヒースローは相当デカい。成田空港と伊丹空港ぐらいの差だろうか。
2011年PBPでルームメートになり、それ以来仲良くしていただいている兄貴分の鈴木さんご一行様もほぼ似たような時間で成田から到着。こちらの便が遅延してしまったのだけど空港でお茶しよ!と約束していたのでわざわざ待ってくださっていた。
今回の旅はお世話になっているマツダさんのご配慮で、マツダイタリーから車をお借りすることに。
担当者のマウリッツォさんは既に到着されていて、お待たせして申し訳ないところだがせっかくなんでみんなでお茶しよ、と付き合ってもらった(笑)
空港でお借りするマツダCX60を受け取りホテルへ移動。車はまたここへ戻してくれ、と言われたが、ナビの使い方もわからずイタリア人もビックリなほど気軽に「OK」と行ったものの、ピックアップした場所はまったくどこかわからずにホテルへ向かった。
まぁ今どきスマホがあれば、と言われるのだが、昔からそこまでデジタル化が好きじゃない性格で、今回はミッレで友人がイタリアに来て車を渡し、一日一回は会おう、そのときにモバイルバッテリーや着替えを入れ替えるわ、ってゆるいサポートチームに。
彼との連絡用に彼からシムカードを受け取っていたが、上手く機能しない・・・
これはシムロック解除することを知らず、結局スタート前日までスマホはWi-Fi繋がらないと何の役にも立たなかった。いや正確にはカメラにはなったが。
今回ホテルはブルべで仲良くしてもらっているベテランでもあり海外ブルべに精通している(オレが勝手に命名している)河内姐さんの紹介で予約。
会場から10㎞以内で朝食付きで70ユーロほど、オフィシャルホテルから3㎞離れただけではるかにお安くそしてはるかに高級なホテルに泊まることができた。さすが姐さん頼りになるぜ!!
でホテルチェックインの前にスーパーで水だけ買っておく。
早めにチェックインさせてもらい、自転車組み立ててさっそくのサイクリングへ。
土地勘はない。そしてスマホも機能していない。ブライトンのS800のマップだけが頼り。太陽の位置を探りながら適当にぐるっとサイクリング。
明日は鈴木さんとギザッロ教会行こう!って話だったので、鈴木さんの滞在するホテルだけチェックしに行った。Wi-Fi繋がるときにホテルの場所を確認し、地図を頭に入れる。そしてブライトンのマップを見て、同じようなところを探し出すだけなのだが・・・
一応無事に見つけたのでちゃんと辿り着けるだろう。
走っていて思ったのだが、意外と自転車で走りにくい国かもしれない。
自転車の国、と思っているのだが、そりゃジロやミラノ~サンレモやっているし、プロチームもたくさんあるのだから・・・だけどベルギーやオランダよりも一般道を走行しているときの車の配慮なんかはあまり感じられない。この辺りはラテンの血なのだろうか・・・
晩御飯さてどうしましょうか、って車で出歩くのも面倒だし、ホテルのレストランで。
少し割高なので残り日数で帳尻合わせなければ・・・円安なのでユーロを円換算すると何も食べれない。
満腹にするほど太っ腹ではなく、とりあえず朝までしのげば朝食ビッフェで食べまくってやる。今は朝まで、そう、朝まで耐えればいいのだ。
高級パスタを何度も何度も噛んで、口の中で麺でなくなるまで噛んで耐え凌ぐのだ・・・
台湾行くときには何度も利用しているエバー航空
ヨーロッパ便がどんな感じのサービス化すごく興味あり
今回の飛行機、むっちゃデカいやん!
どのぐらいデカいと言うと
ほぼ九州と同じ大きさ!!
でも席のスペースは普通(笑)
マツダイタリーのマウリッツオさんが車を空港に届けてくれた。
自転車まったく乗ってないよ!って他のスポーツをしてそうなんだけど、何もスポーツしていないとのこと。何かしてそうな体格なんだけどね。
今回お借りしたのはCX60PHEV
日本で見るとイカツい顔とボディだが、ヨーロッパで見ると割と違和感ない。
ホテルの場所がわからないので、マウリッツオにナビを入れてもらう。
が、去年ベルギーで借りた時、今年ベルギーで借りた時もそうだが、こちらのマツダ純正ナビ、むっちゃ入力が面倒くさいらしく、マウリッツオも大苦戦(笑)
マツダさん、海外の純正ナビも日本のものと同じにして言語だけ変えたほうがいいと思います・・・
今回滞在したホテル
この広さで朝食つきで70ユーロは破格値だね
適当に走っていたらグラベルに・・・
まぁこんなこともあるよね
小さな町で小さな教会を発見
せっかくなので中を覗いてみる
イタリアに来たので晩御飯はパスタ
むっちゃ美味かった