東京~納沙布 その参

朝7時から朝食だったのを、お婆ちゃんがわざわざ30分早めてくれた。
炊きたてのご飯に美味しいみそ汁。一人で段取りしているのを昨日聞いていたから感謝しかない。
長い時間見送られながら今日の目的地紋別競馬場のある富川へと走り出す。

 

室蘭までは噴火湾(内浦湾)をぐるっと回っていく。たぶん直線なら40kmぐらいしかないが約150kmを走る。
長万部までは一桁国道の国道5号線。北海道唯一の一桁国道だ。
ナビも必要ない、ひたすらまっすぐ。天気もいいし最高のライドだ。
少し向かい風だが東進するぐらいから追い風に変わるようだ。そうなれば後半はずっと追い風の恩恵で進んでいける。

国道5号から37号に切り替わる。5号はここからニセコ倶知安そして小樽へと進んでいく。
豊浦で初日にしこたま牽いてくれ、青森から船で一緒になった方と再び合流。
というか、何気なく通過するコンビニに目をやるとホイールからチューブが出ていて途方に暮れているように見えたので急きょストップ。
聞くとパンクしてチューブがないらしい。
ここからまだ600km。後半チューブを手に入れるのはなかなか難しいのでさすがに差し出すのはこちらも厳しい。助けてあげたいがへたをするとミイラ取りがミイラになってしまいかねない。
でも何かお手伝い出来ないかと、パンク修理してくれるところやパンク修理キットもしくはチューブを販売しているところがないか検索を手伝う。

運が良いのか1km弱でホームセンターがあるようだ。先回りしてチューブがないか、パンク修理セットがないかを探しに入る。
パンク修理セットは販売されていた。確認して店の外に出るが来られてなく・・・あれ❓どこに行かれたんだろ・・・見当たらなかったので先に進んだが、そのあとも会わなかったので歩いてきているとかでたまたま会わなあったのだろう、と判断し先へと進むことに。

室蘭付近は車の運転が荒い。特に大型車の荒さが気になる。やはり港町あるあるか。
室蘭を過ぎると苫小牧へ。苫小牧がすごく都会に感じる。そしてここを抜けると一気に富川を目指すが、抜けてしまうとまともにご飯食べるところなさそうだな、と思い急きょ苫小牧で軽く晩御飯を食べておくことにする。夕方の明るい時間に少しでも進んでおきたいと思いつつ、しかし食べ物は重要だよな、という天秤にかけて晩御飯が勝った。まぁ結果的には良かった。
富川まで夕焼けから日暮れは最高にきれいだったが、日が暮れてしまうと突然人間の世界から脱して違う世界にいるようだ。というか、周りの景色はほぼ何も見えない。

21時、コンビニで買い物をしてホテルへチェックイン、湯船にゆっくりと浸かって放心状態。至福の時間だ。
GPSスマホ、モバイルバッテリーそしてライトを充電してさっさと寝る。
最初の2日間はノンストップで走ったのでライド後に充電するのも大変だったが、ここまで来るとナイトライドはほとんどないので、ライトの充電時間はすごく短い。
部屋に入ったら最初にライトの充電。そして充電時間の短いGPS、そして寝ている間にモバイルバッテリーとスマホを充電、とするようにしている。

朝4時に起床し5時にはスタート。今日は襟裳岬を通過して、一気に釧路まで進んでいく。かなりの長丁場だ。
北海道の朝は早い。関西よりもはるかに東なので夜明けが早い。そして今年の北海道は比較的暖かいからか、朝からレッグウォーマー無しで全然平気だ。
ホテルで朝ごはんを食べず、コンビニで軽く済ませる。
荷物もそれなりだしスピードは出ない。だから止まらずゆっくりでもいいから走り続けて距離を稼いでいく。
11時38分襟裳岬到着。襟裳岬の食堂は結構人も多く、ここは一気に広尾町まで進むことにする。ポケットにあるチョコレートなどの補給食で、なんとか辿り着くことはできるだろう。

広尾のコンビニで遅い昼食、ここから一気に釧路を目指す。
国道38号に合流したあたりで暗くなり始めるが、道路の凸凹がけっこうヤバい。
油断しているとパンクどころかホイールを壊しそうだ。
音別でさすがにお腹が空いてきてコンビニへ。
走行距離と走行時間、摂取カロリーを考えたらお腹が空いて当然なのだが、日が暮れてからの気温急降下も多少影響していたのかもしれない。
日が落ちてからは気温が一気に一桁、7~8℃だったが体感的にはさらに低く感じた。
釧路まで走れたらいいのでとりあえず軽く。そして釧路市内に入ってから夕食というプラン。
釧路まで10kmを切ってくると商業施設も増えてきて晩御飯にしようかと考えたが、気温低下を考えるともう少しギリギリで食事にしたい。残り10kmほどからの数kmは、気温も下がり身体のエネルギーも思っていたよりも早く枯渇したのか思っていた以上に遠く感じられた。
ホテルまで5kmを切ってから夕食。このぐらいの距離が理想だ。ホテルにチェックイン。さっさと洗濯を終わらせて明日に備えて早めに就寝する。

朝食はシンプルだが、コメがうますぎて朝食が止まらない。

ここは旧5号線で右側がバイパスのはず。左に行けばニセコ倶知安方面。

一桁国道と言えど本州のような交通量ではない。

 

今回の使用バイクはギザロGE-110

このぐらいの積載量でもまったく問題ない、というかきっとこのぐらいの積載量になって初めてこのバイクの剛性バランスの意味がわかってくるはず。

 

苫小牧を過ぎると太陽が沈み闇の世界へと変わっていく