ニセコクラシック　やっとこさレースです - 三船雅彦ブログ「MASSA'S EYE」

ニセコクラシック85km、朝は早い。が、普段最近4時半には起きているしなんなら4時起床だときつくはない。のでニセコでもほぼほぼ普段通りの行動。
どこのレースに行っても普段よりよく寝れるという、大方の人とは逆パターン。
朝食はホテルのビッフェ。距離が短いからあまり食べ過ぎないようにしないと。

過去にジャパンカップとかフランスのステージレースだと、納豆とかフランスパンとか大好きだからついつい食べ過ぎてしまう。夫それに最近はベーコンも。

現役時代ベーコンなんてチームスタッフに大目玉食らったし。引退してからビッフェでベーコンとっても誰も怒らないから、いっぱい食べちゃう、口の中がベーコン油でギトギトになっても罪悪感なし(笑)むしろ幸せ。引退してまで食事制限したくないよなぁ。

そして大会関係者にスタートに送迎してもらいスタートを待つ。何人かの知っている人から声をかけられたり、知らない人も(向こうさんはオレのことを良く知っているらしい)声をかけられたり写真を一緒に撮ったり。

基本的に噛みついたりしないから写真撮影でもしゃべりかけるのでもウェルカムだ。

レース前にマヴィックの人たちとも喋ったり。最近機材が変わりすぎてメカの立場からの話なんか聞いていると、こちらも注意する点が見えてきたりするからね。
スタートはローリングでスタート。正直レベルは強烈にちゃんぽんなので、どこで何が起こっても驚かない。気をつけねば。

こちらは大きな峠がないので集団は簡単にはばらけなさそうだ。その中でどうやって立ち回るのか、周りを見ながら走って行こう。
ただ集団の後方に位置すると巻き沿いなどがありうるのであまり位置は下げたくない。ロードレースの基本とも言うべき前方の20人ほど、常に先頭の動きが見えるあたりに位置するようにしたい。

新しくコースで延長された区間は曲がった途端に急勾配の登りで少し焦ったが、集団の前方は千切れる選手も少なく、位置を下げないよう淡々と登りきった。
後方を振り返ると集団は長く伸び、あちこちで分断。少し集団はコンパクトにあるだろうか。
海岸沿いに出る前後が少しコースが単調だったので、良いインパクトになりそうだ。

今回感じたのは、意外と女子カテゴリーと一緒に走ることがキーワードとなった。
女子カテゴリーでもかなり走れる人が多いなぁと感じたが、勾配のある登りだと絶対出力が少ないので徐々に遅れていく。が、平坦などでは知り合いの男性と一緒に前に上がってきたりするので登りで前に入られると「壁」になる。ここは要注意、と言いつつ結論で言うと勝負所の登りで前に二人入られてそのまま後退。横から抜けるにも間に入ってしまったことで抜けるには下がるしか方法がなく、ちょうど集団前方でペースアップで集団が分断されていたため、何度かブリッジで前に上がるがあと一つ上がり切れず第2グループになってしまった。あと少しで前にくっつけなかったときは焦ったが、ポジティブに考えればまだ第2グループ自体のスピードが死んでいないこと。そして登りでは多分1分しか差はつかない。そして下りはそれほど差が開かないと考えると、後半にある名物でも直登の登りでは先頭は視界に入る。
過去2回、ここでの展開は苦手ではなく、ここからゴールまでのアップダウンはむしろ得意なのは理解している。

下りも丁寧に下り登りに差し掛かるとき、前がまったく見えず想像していたよりも先頭が速かったことに驚いた。ここの登りで前を目標に集団から抜け出して前を追走しようという手はずだったが、さすがにここで見えないということは前は格が違いすぎ。完全に戦意喪失して集団と共に坂をクリアーした。
その後何度かアクティブな動きはあるものの多勢は変わらずゴールスプリントになり、集団の先頭でゴール。3位という結果だった。

2週間前の美山ロードからするといいイメージだったし2週間後の全日本選手権は更にいい感じになるといいな。
こうやって同年代の人たちとレースを走っていると、ここに至るまでの経緯は各々違うけど今はこうやって同じ場所で戦っている。これがマスターズの楽しいところ面白いところじゃないかなと思っている。

「昔からずっと応援していて、一緒に走れるのが嬉しいです」
なんておっしゃっていただく方もいるし、中には最近自転車を始めたとか、昔からずっと一緒に競技をやってきた仲間も。そんな入口の多様さも、置かれている環境の違いも一緒に走っていると強い弱い関係なくリスペクトだ。
日本ではまだまだマスターズと言うカテゴリーが整っていない感があるけど、自分たちが何らかのきっかけになるのならこの先もマスターズで走る意味はあるだろうし、まぁオレの場合はどっちにしろ自転車は好きなのでずっとマスターズで楽しんでいければなって思ってます。

レースが終わってから前日に牡蠣ライドとなったサポータークラブメンバーを中心に、なんと山の神こと森本くんらで恒例のBBQ
こういうのを楽しむところもマスターズライダーだよね(笑)
あ、森本くんはまだエリートか･･･さぁ、そろそろこっち来なよｗそういう年なんだから。