魅惑の四国二桁国道を走るブルべ、BRM417近畿600高松~足摺岬往復、それはまさにフレッシュ四国

魅惑の四国二桁国道を走る、高松~足摺岬 
それはまさにフレッシュ(flèche)四国、黒潮めがけて突き抜ける。 
簡単にはいかぬ、だってそれはまさに

「くろーしよぉー!(黒潮)」

ということで、高松から足摺岬まで矢のように突き進んで戻るブルべ、BRM417近畿600高松を走ってきました。

え?タイトルが長い?
長いだけでなく、今回は広島県の新聞カープ中継テレビ欄の縦読み風にもまとめときました。
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ふらないで雨よ
れんぞく雨のブルべとなるのか
つらすぎる~!!
しかしそれも人生
ゆっくりでも進めば見えてくるのは
しあわせのフィニッシュ
こんどはきっと
くもひとつない晴れの日を!
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と言うわけで、何の話でしたっけ…

 


そうだ、フレッシュ四国もといBRM417近畿600
このブルべ、なぜ縦読みにしてみたかと言うと、そんな感じで別の意図がきっと主催者に秘められていたのではないか?と感じたからです。
なんと

四国の二桁国道を、要するに一級国道をすべて走破している!
これってすごくないですか?

高松から足摺岬まで突き抜けるように走っているのに、四国にある二桁国道をすべて走破しているというのは、なかなか萌えるところですね。主催者さん、すごすぎるぜ!
でも11号や55号は、ほとんど無理やりこじつけなほどに距離短いけど。
でも全部走破しています。


予報では初日は雨が夕方ごろまでで気温高め
二日めは西風がきつくやや低温
これはなかなか難しい。
雨がやんで気温が上がってくれるのなら消耗度合いも少なく、気持ち的には疲労が抜けるイメージだけど、雨がやんだから低温になる。これは睡魔がヤバいやつですね。

バイクはエディメルクス・ストラーダにマッドガード装着
ホイールはカンパニョーロ・シロッコ
と、軽量化ならぬ重量化。
これは完成車で受け取った時に装着されていたホイール。登りは重いけど平坦は走り出したらそんなには気にならない。ホイール剛性が高いので、トラブルには強いホイール、という認識です。
ストラーダも重い割にはスムーズだし、初の600kmブルべで後半どう感じるのかを知りたくてこの仕様でスタート。

序盤から一人旅。国道32号、池田から高知平野に降りるまでの大歩危小歩危、国道439共有区間など、本当に素晴らしい。四国縦断はなんだかロマンを感じます。
走る車も全体を通して比較的マナー良く、意外と走りやすかったです。あ、唯一気になったのは、高知県内では予感走行で前から来るクルマのかなり確率で、ハイビームのまま下げてくれないドライバーが多かったような。
今度このルートを走る際、晴れの日にゆっくりと写真撮りながら走りたいルートですね。。

往路の七子峠、復路の土佐佐賀から窪川へ向かう片坂、国道494号の斗賀野トンネル、根曳峠、猪ノ鼻峠
どれも標高も高くない。プロフィールだけ見ていたら中部や岡山のブルべと比べたら平坦だね!と言えそうですが。

しかし実際登ってみるとまさしく峠道。難所とさえ感じられる峠。登坂車線が何度も出てくるような峠道です。

だが頂上の標高を見ると「たったそれだけ??」と感じられる峠たち。
天候の悪いタイミングだと尚更に険しく感じられた。

そんな難所も含まれる今回のブルべだけど、しかし実際のところ走りやすい道が多いかったし、ルートも走ることに集中できるようなルートだった。キューシートを見ても30㎞以上道なり、中には70km以上次のキューシートの行にならないなんてところもあり、マップ表示できるポラールV650はそういうところはバッテリーをセーブさせるべくオフに。おかげでモバイルバッテリーは思っていたより半分も消費しなかったです。

高知市内のとさでん沿いは主催者の趣味?でわざわざみられるルートにしてくれたそうです。感謝感謝。

最初前から来たとさでんの行先に
ごめん
って書いてあり、なんて気持ちのいい対応!すれ違うだけでごめんだなんて、京都人の意味も気持ちもない

おおきにごめんやす

より素晴らしい!
と思ったのもつかの間、行先が「ごめん=後免」なんですね・・・あちゃー!
オレ的には土讃線予土線、四万十くろしおラインなんかも魅力的で、特に1両のやつになんかに抜かれると萌え萌え。

序盤は天候が悪いなりにもグロス25を越えていたが、高知市内の信号峠、そしてその後ペースを落とし折り返しで12時間45分。そして復路はたっぷり15時間かかるというこれは消耗?集中力低下?まぁいずれにしても後半はなかなかタフに感じました。
ただ、これから続くブルべ祭りに備えて、少しセーブしていたのも事実。ホントはもっとセーブモードでも良かったんですが、コインパーキングのリミットタイムが18日の11時40分。28時間でフィニッシュすれば10時なので、まぁ朝8時の26時間ぐらいでフィニッシュし、そこから自走しても余裕があるのでそのぐらいでフィニッシュしよう、と。
余裕を見てプレッシャーから解放されるような安易な気持ちで構えているとだいたいよろしくないことが起きる。
根曳峠頂上からは雨が降り出し、大歩危小歩危を抜けるまでは冷たい雨がしっかりと。
もう降らないと思っていたのでフロントバッグには防水パッキングをしていない状態でモバイルバッテリーやら紙のものなど放り込んでいた状態。トンネルの出口付近の歩道に乗り上げて大急ぎでパッキングして雨宿り。そして三豊を過ぎてからは神風のような追い風だったが信号運は悪く、27時間54分でフィニッシュ。

今年はあと400を完走すればSR取得。今年達成すれば12年連続と干支が一周するぐらいブルべを走っているのかと驚きですが。そろそろブルべ初心者、ブルべ新参者ではなくなってしまったのかなと。

個人的にはまだまだ知らないことだらけですが、まぁ引き続き頑張ります。

<(_ _)>

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朝6時、高松駅をスタート
予報通りの雨

 

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今回のバイクは

エディメルクス・ストラーダ

ホイールはカンパニョーロ・シロッコにタイヤはオリジナルタイヤMASSA T2601を前輪に、そして後輪にT2801

理由は

確認せず装着したら2601と2801が混ざっていた・・・
意味はありません。

 

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雨の中をひた走る

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七子峠

路面はウェットだが雨は止んだか

 

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天気も回復傾向で四万十市を目指す

 

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足摺岬はギリギリ明るい時間、18時45分到着

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そして四万十市を通過すると、まさかの雨・・・

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考えても仕方ないので道の駅のトイレで歯磨きでもして気分転換

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根曳峠を前にコーヒータイム

ブルべ中にコーヒー飲んでるだけで気持ちはリッチに・・・

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根曳峠頂上へ
でもまだ100km以上。体幹的にはもう550km以上走っているような疲労感。

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夜中の冷たい雨は辛いね

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大歩危小歩危を抜けてようやく雨雲は高い位置へ

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600kmで青空はラスト2時間弱
なかなか試練なブルべでした。

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四国の〆はもちろんうどん