シクロクロス全日本選手権

シクロクロス全日本選手権、無事に終わりました。
まずは日本自転車競技連盟シクロクロス小委員会委員長と言う肩書きとして、選手の皆さん、観客の皆さん、そしてすべての関係者の皆さんにお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

1年前に、自分が全日本選手権を統括する立場になるなんて考えもしなかったし、それよりもそんなことどうやって大会が作られているのかも結局知っているようでまったく知らなかったし。
有能な小委員会や支援スタッフ、愛媛県庁の関係者、何よりも内子町の職員さんの能力が驚くほど高かったために、途中から自分が絡むとブレーキかけているのでむしろ外で見ているだけでした(笑)おかげで無事にできたのかな。

SNSなどで多くの人が大会を高く評価してくれていたのが印象的でした。

 


今回の全日本では今までの国内大会になかった事もたくさん。
前夜祭で選手紹介、レースでは県道と町道の交通規制、などなど。重機使ってコースも作り込んだし。
まるで世界のレースでしか見たことのなかったようなことが、目の前で見られたと思っています。
それは本当に地元の方々の努力。大会の開催が決まってからここまで、本職そっちのけ??で準備されたおかげでした。


レースも本当に見ごたえのあるものばかりで、地元の観客もあまりのスピードに驚いていました。
あんなところを走れるの!!
と。

そう走れるんです!!
(オレは無理なんだけど、ここは偉そうに言っておきました)

 


各カテゴリーのチャンピオンも日本一の称号にふさわしいと思いました。

今回は第25回の全日本だったのだけど、25回大会は必ず皆さんの中で記憶に残るものだったと思います。
余談ですが、オレは第6回に優勝しています。20年前か・・・汗
そりゃオッサンになるわな。

私の方はこれでひと段落、と見せかけてこのまま世界選手権派遣に向けたミッションや来年のシクロクロスシーズンに向けたミッションが始まります。

そして何よりもオレも遊びたいのでシクロクロスの練習しよっと!

そしてブルべの準備だね。

おっと!あと最大のミッションは運転免許証更新が・・・
これしとかないと世界選手権で車の運転できないやん!

 

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今回のコースのために内子町の皆さんには感謝感謝。
ちなみに今回のコース、杭約1000本。それも丸杭ですよ!
大会関係の人なら丸杭1000本というだけでそのすごさがわかるはず。
四国で初めての大きな大会。多くの主催者は「本当にできるのか?シクロクロス甘くないぞ?」と思っていたのでは。
しかし丸杭1000本、オレンジネットも売るほど購入したということで、その規模が実は国内最大級だったということはわかるはず。何よりも舗装路、ほとんど鉄柵入れましたからね。

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試走前の激坂区間

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杭の打ち込み、硬い箇所には重機を入れて。

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表彰のバックパネル
オレもこれをバックにってことはないので、せめて大会前に📷

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土曜日、マスターズのレースは熱かった。
中には現役時代一緒に走ったことのある選手も。
池本はワールドカップに一緒に転戦していたし、筧五郎も少し現役被っているし。
そう、引退してもマスターズと言うカテゴリーがまだまだ楽しく競技できる場を作ってくれているよね。

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土曜日のマスターズは筧兄弟が40代50代を制した。
兄弟ともに戦ったことのあるライバルでもある。
色々とあったようだが・・・おめでとう!
オレもこのジャージ欲しいなぁ・・・
オレの時はまだJCF公認では開催していなくて、AJOCCさんが併催でアンオフィシャルな大会を。事実上のマスターズチャンピオンシップだったけどオフィシャルじゃない。
オレは2年連続優勝。小委員会委員長の任期が切れたら狙うか!

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ライダーズミーティングはまさか?の内子座で。
このあとも歌舞伎的な演出の中、前夜祭が開催されました。
オレもこのあとまさかの花道からの登場で皆さんにウケまくり?
もう人生でこれが最初で最後だな花道歩くのは(笑)

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いよいよ日曜の朝
選手が全力で戦えるよう、微力ながら・・・
コースの確認
石をどけたり、傷みのある個所を直したり

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スタートのテープを1分前のコールと共に取っ払い
これもテクニカルデレゲードである私の役目
選手はみんなに注目され集中
それを同じ檻の中で見守る
20年前はコーステープを取ってもらう立場だったのだが、一体誰が取っていたのだろうか・・・

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今回の大会が成功したのはお世辞でもおべんちゃらでもなく、現地で一番動いてくれていた(それも全日本とかの運営のことをホントよく知らないのに!!でも最後は意外とわかっていたんだよね)内子町の皆さん。
オレも終わるまで酒を断っていたので、超美味すぎ!
皆さん、ホントありがとうございました!!
(また一緒に呑もう!!)

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そして翌日
日本一を決める熱い戦いの場とは思えない、普通の月曜日
人口約1万6000人ほどの小さな町の役場、ひっそりといつも通りの月曜日

戦いが嘘のように、霧の中の景色がまるで夢幻だったかのよう

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戦いの激しさを物語るこの轍も芝のめくれも、日が経つにつれて何事もなかったかのようにまた雑草が生えて、春を迎えてそして夏、秋と季節が進んでいくのだろう。

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午前中に内子町役場へご挨拶。そのあとは鳴門まで高速を使わず、久万高原から仁淀川(高知)そして大豊~三好と抜けていく。
早明浦ではすっきり青空
この道の駅、SR600四国山脈で何度もベンチで仮眠していて・・・明るい時間に初めて立ち寄ったわw