三船雅彦さんと走ろう、語ろう京田辺ライド ~そう、晴れ男の私にかかれば、走行中は降らないのだよ~

直方市での検証ライドを終え、大急ぎで帰路へ。
小倉駅まで直方市役所の職員さんに車で送っていただき、まぁ余裕ですねとのことだったが、駅の改札を超えたのが6分前。思いのほか時間がかかった。
構内コンビニでパンを買い、ホームに着いたのは3分前。
3分はさすがに余裕は無いな(笑)

時間とは面白いもので、ベルギーで走っていた時代はレース1時間半までには必ずレース会場に到着し、チームスタッフと喋っているかしないとソワソワして落ち着かなかった。1時間前にレース会場到着なんて、オレには準備が間に合わない。特に気持ちが。

チームメートだった元ベルギータイムトライアルチャンピオンのマルク・ストリールは、毎回のようにレース直前に会場入り。
一度スタート15分前に会場入り。そこから車を停めて自転車を引っ張り出し、ゼッケンをウェアに。
「15分しかないやん!」とマルクに言うと
「15分もあるやん!焦るなよ」と、たしなめられた。

 


確かにスタートの号砲時にはスタートには立っていたが・・・

「1時間しかない」と感じるのか、「15分もある」と感じるのか。
人によって感じ方はまちまちだ。
そしてそれはサイクリスト的に言うと距離も勾配も・・・

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マルク・ストリール
97年のベルギータイムトライアルチャンピオン、2002年のランドバウクレジット時代のチームメート。その前にもなんだかんだと仲良くて、カジノで走っていた時にジャパンカップで一緒に吉牛で牛丼食べに連れて行った仲だ。


直方の翌日、京都府京田辺市
三船雅彦さんと走ろう、語ろう京田辺ライド」が開催されました。
天気予報は自称晴れ男のオレとしては屈辱的な
「走り出すと同時に雨」の予報・・・
きっとこれはオレ以外の誰かの仕業だな。スタート前に全員を顔をガン見していったい誰が雨男もしくは雨女なのか見極めてやる!とアーマーライトM16のスコープを覗くゴルゴ13よろしく、見極める気満々でスタート地点のふれあいの駅へ。

ふれあいの駅はツアーオブジャパン京都ステージのスタート地点でもあり、最近はサイクリストにも休憩地点として認知され始めている。
お茶のふるまい、朝のとれたての野菜やもちなど、朝市を見るだけでも楽しい。
サイクルラックはもちろん設置されているし、トイレも新設され非常にきれいだ。

今回のイベント参加者は京田辺市在住の方もおられ、意外だった。
というのは、正直なところ地元のイベントにお金を払って参加するというのは、申し訳ないがよほどじゃないと参加しようと思ってもらえないだろうし、まして満足してもらうのも難しい。極端な話だが土地勘のないような遠方でやったりインスタ映えしまくっているような場所でやっちゃうほうが主催者含め自身の評判は下げずに済むだろう。これは非常に難しい。再度ゴルゴ13に例えるなら、1km離れた、ビルの窓越しにトップレス美女と昼間からプライベートプールで横たわってブランデーグラスを傾け・・・そのグラスを狙うというようなものである。・・・たぶん・・・

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雨はまだ。しかし今にも降りそうな湿度

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今回の使用バイクはサンレモ76
サクッと走る感覚、パリッと乾いたような硬いダイレクト感が気持ちいい。

 

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さすがにこのレベルの道だと、ほとんどの人は初めて走る道だったようだ。

この春に、ということはもうすぐなのだが、京田辺市さんがサイクリングマップをリニューアルされる。
そのおススメルートの監修をさせていただいた。
今回のライドはそのルートを一緒に走ってもらう、いわば私が普段STRAVAでおこなっている「道との遭遇in京田辺」のとっておき(と思いたい)ルートなのである。


雨はまだ降らぬ。空気感、湿度、風向き・・・そして第六感。
しつこいようだが、ここだけはゴルゴ13レベルだと自負している。
一休寺へは裏道、抜け道、そしてメインの道などをつなぎ合わして進んでいく。
くねくねと曲がっていくが、けっして一休さんだからととんちんかんなわけではないのだ。

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一休寺に立ち寄る
ここは「この端(じゃないとこ)走るべからず」
キープレフト

将来的に新幹線のやってくる松井山手界隈。ここは大阪側からの玄関口。
新田辺界隈の古き良き?いやあんまりよくもないが昭和な雰囲気が残るのに対し、松井山手は平成の雰囲気を醸し出している。夏になると新年号の雰囲気まで出してくるかもしれないほどナウいのである松井山手は。
元々京田辺市の前身である田辺町。戦後に田辺村に三山木村、草内村、普賢寺村、そして大住村が合併。その大住村跡地にある大住小学校に碑が残っている。そこで記念撮影。

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大住村跡地にて記念撮影📷

昼食は公民館でお弁当が用意されていたのだが、徐々に雨が・・・
そして昼食タイムになるとまとまった雨。う~ん、食後に走るのはどうなんだろう、と。気になるのか、はたまた気にならないのか。
イベントタイトルの通り皆さんと語り、意を決して外へ行くと、なんとさすがオレ様晴れ男!雨がやんだ。
興戸から河川敷へと抜け、ゴール地点のふれあいの駅へ。
そして到着すると再びぽつぽつと降り始める・・・

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今回公民館でみんなで昼食
お洒落なお店でランチ!というのも方法としてはありだったけれど、今回は京田辺市さんも全面協力ということで、公民館を利用してのランチタイム。

 

ふれあいの駅では玉露や茶菓をいただき、イベントは無事終了。
参加された皆さん、どうもありございました。

もし廃業したら天気を司る仕事、例えば農地へ行って雨乞いとか、秋の運動会前には教育委員会で晴れるための祈祷(きっとギャラはPTA会費から出るね)なんてのを検討しておきます。
本気で考えている方、口座はスイス銀行、依頼方法は
「13年式G型トラクター売りたし 条件応相談」の広告でも出してもらえば・・・

要件を、聞こうか・・・
気が付くと背後に立っているかもしれません。

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