2連勝 関西シクロクロス 第7戦 堺 

約20年前、50歳になったときの目標?夢?として、考えていたこと。
仕事をしない。携帯を持たない。パソコンを持たない・・・
携帯に振り回されないように生きていきたい。
人は仕事をするために生きているのではない。
それを声高らかに言うためには、まず50歳で携帯をなくそう。

そして50歳になった今。
土曜日の朝9時50分。携帯ショップ開店10分前に、壊れた携帯を片手に機種変更か修理するのか決め兼ねているオレがそこにいた・・・完全に携帯に束縛されているじゃないか・・・
関西シクロクロススクールin堺の4時間半前の出来事。


そんなグダグダなオープニングの週末、大丈夫かオレ?という不安な気持ちでスタートした。

土曜日のスクール時は晴天。冬とは思えない天気だったが、逆に言うとスクールの内容すべてが当日に使えるわけじゃない。
スクールの中では天候は崩れる、走るラインがわかるといいうことをレクチャーした。
何人かの受講者はレースでいい結果を残せたようなので一安心だった。


当日の朝は雨からスタート。
ウォームアップライドをしないので朝は少し遅らせて会場入り。
本当はレースの2時間前入りでもよかったのだが、今回は世界選手権日本代表壮行会ということで11時からセレモニー。監督の私が代表して登壇して、主催者からカンパ金をいただいた。

試走をしていると、正直難しいと感じた。
コースが難しいのではない。むしろコースは単調だと感じたし、トップスピード・高出力の出るところがない(と感じられた)。
ゲームを後半まで楽しめる、となるのか、はたまたただストレスと戦うことになるのか・・・

 


試走を終えてラファRCCテントでローラーでウォームアップ。
今回からフカヤさんにミノウラのローラーFG220をご提供いただいた。
シクロクロスやタイムトライアルは。しっかりと体を温めてやる必要がある。
普段使えるローラーを持っていなかったので有難い。

スタートは2列目。ようやく前が見える位置。集中していい状態でスタートできた。
序盤からコーナーが続くので隙間をきちんと走りつつも無理はしない。
きっと最初は6~10人ぐらいのグループになるだろうと思い、先頭の走るラインが見える範囲で走る。

パックで動いている間は、前に振り回されることが予想されるので無理してケイデンスが落ちるような重いギヤは避ける。
最近ワールドカップなどを見ていても、バイク進化の観点からだと思うのだが平均しケイデンスはやや高めで展開しているようだ。これはきっとディスクブレーキ装着車はカンチブレーキ車とは走らせ方が違うと感じるのだが、そのあたりもケイデンスに影響しているのかもしれない。


スッと前が空いたので、ついてきている選手をちぎりにかかる。最悪でも集団は伸びるので強烈なジャブになるはずだ。

先頭でペースを上げていくと、藤井くんと2人に。
そして仕掛け処を探っているようだが、その時はすでにこちらは探り終わっていた、ということは知っているのだろうか・・・
ただ、どこで仕掛けても高出力で逃げにくい。さて、どこにしようか。

走していると後続から単独で小橋選手が追走で迫ってきている。
藤井くんが先頭だと徐々に詰まっている。そして自分のペースをはめていくと、たぶん1周で10~15秒はリードを稼げそうだ。

ちょうど残り1周半で合流されたのか?という砂セクション3つめを終えたスピードの乗りにくいところでアタック。
ここなら第2ピットあたりまでは比較的出力を上げていける。ここで一気に差を広げた。あとはミスをしないよう丁寧に、しかしギヤをかけてスピードに乗せていく。

最後の砂セクションを超えた時に15秒ほどの差があったのでここからは少し余裕を持って走ることができた。

先週の向山続いて2連勝。シーズン後半になってだが、ようやく形になってきた。

 

桂川は世界選手権に帯同するので残念ながら出られず、次回は1か月後の東海シクロクロス終戦・ワイルドネイチャープラザだ。

このまま3連勝になってくれるといいのだが・・・

 

今日はいつも以上にたくさんの方々に応援いただき、感謝しています。

ありがとうございました。

 

 今日の勝利は、私の仕事を通じて知り合った友人が亡くなったのだが、彼に捧げる勝利としよう。

安らかに

 

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いつものRCCテントでRCCメンバーとともにローラーでウォームアップ。

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ステップでは、ちゃんとバニーホップ。

バニーホップとは前輪をもちあげてギャップをクリアし、その次は後輪だけ浮かせてクリアする。

 

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先頭で余力を残しつつペースアップ

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藤井くんが先行してくる。

 

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後続から小橋選手が近づいてくる。

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最後は独走でゴールへ